管理表

契約書管理台帳テンプレート エクセル 無料

契約書管理台帳のエクセルテンプレートを無料・会員登録不要でダウンロード。取引先と交わした契約書を1件1行で登録すると、更新しない旨を伝える期限(通知期限)までの日数と状態が出て、期限の近い順に並びます。自動更新の契約は、最初の満了日を入れておけば今の期間の満了日を自動で出します。種類別・契約先別・担当者別・保管場所別の件数と、続いている契約の年換算額つき。架空の製造業21件の記入例と、手書き用の印刷PDFも配っています。

公開: 2026年10月3日 最終更新: 2026年10月3日 エクセルPDF 会員登録不要・無料
2026年10月3日 時点の情報
e-Gov法令検索 法人税法施行規則 第59条(2026-10-03確認)
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180種類のテンプレートを掲載中
2形式(エクセル/PDF)でダウンロードできます
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ダウンロード後は念のため、お使いのセキュリティソフトでのご確認をおすすめします。

契約書管理台帳テンプレート エクセル 無料のテンプレートプレビュー
契約書管理台帳テンプレート エクセル 無料(エクセル / PDF・会員登録不要・無料DL)
このページでわかること
  • 契約書管理台帳のエクセル(6シート・契約300件まで)と、手書き用の印刷PDFを無料でダウンロードできる(会員登録不要)
  • 自動更新の契約で、今の期間の満了日と通知期限がどう計算されるか(月末・うるう年の扱いも)
  • 架空の会社21件の記入例で、期限一覧に何が並び、どの契約が「要対応」「通知期限切れ」になるか
  • 契約書の保存期間(法人税法施行規則・会社法)と、紙の契約書と電子契約を同じ台帳で管理するときの注意
  • 管理表エクセルの契約管理表との違いと、エクセルの台帳で回らなくなる境目

契約書管理台帳テンプレートのダウンロード(エクセル・PDF)

配っているファイルは4つです。期限の計算・並べ替え・集計はエクセルの数式で動きます。 紙の台帳で回すなら、空欄のPDFを印刷して手で書きます。

ファイル中身使う場面
エクセル(空欄)6シート。契約300件まで。契約の種類10個は入れてある自社の契約書を登録して、期限を見張る
エクセル(記入例)架空の「株式会社サンプル製作所」の契約21件・保管場所5か所どこに何が出るかを先に見る
印刷用PDF(空欄)台帳(A4横・30行)の1ページ手書きで台帳をつける
記入例PDF期限一覧・集計・台帳の3ページ印刷の仕上がりを確かめる

Word 版は作っていません。期限の計算と並べ替えが表計算の数式で動くためです。 手書きで使うなら、空欄のPDFで足ります。

エクセルのシート構成(6シート)

シート中身
使い方最初の1回にやること、1件の登録のしかた、自動で出る欄の計算、状態の意味、期限が近づいたときの手順、使っている関数
設定会社名・基準日(空なら今日)・注意日数(初期値60日)、契約の種類の一覧(15個まで)、原本の保管場所の一覧(15か所まで)
契約台帳1件1行で入力する。管理番号・契約書の名称・種類・契約先・締結日・開始日・満了日・自動更新・更新期間・通知期間・解約予告・金額・紙か電子か・原本の保管場所・担当者・今期の対応・保存期限・備考。今の期間の満了日・通知期限・判断の期限・期限まで・状態・解約日の目安・年換算額・入力の確認は自動
期限一覧判断の期限がある契約が、期限の近い順に100件まで並ぶ。A4横
集計状態ごとの件数、続いている契約の件数と年換算額、種類別・契約先別(40社)・担当者別(15人)・保管場所別の件数
台帳(印刷用)契約台帳の主な16列を、A4横1枚に30件並べる。空欄のまま印刷すれば手書き用の台帳になる

黄色のセルが入力、灰色のセルが数式です。灰色のセルは書き換えません。 契約台帳の右端にある灰色の見出しの列は、計算のための列です。消さずに残します。

契約書管理台帳の使い方(最初の1回と、期限が近づいたとき)

最初の1回

  1. 「設定」シートに会社名を入れます。基準日は空のままにします(今日の日付で計算されます)
  2. 注意日数を決めます。判断の期限まで何日になったら「要対応」にするかです。社内の稟議に1か月かかる会社なら、60日より長くします
  3. 契約の種類と原本の保管場所の一覧を、自社に合わせて書き換えます。契約台帳のプルダウンに出ます
  4. 手元の契約書を1件ずつ「契約台帳」に登録します。管理番号(K-001 など)を、契約書の原本や PDF のファイル名にも付けておくと探しやすくなります

1件を登録するときに、契約書のどこを見るか

台帳の欄契約書で見るところ
開始日・満了日「契約期間」の条。満了日には最初の期間の終わりの日を入れる。期間の定めのない契約は空のまま
自動更新・更新期間「期間満了の○か月前までに申し出がないときは、同一条件でさらに1年間更新」のような一文。1年なら12、2年なら24
通知期間と単位同じ一文の「○か月前」「○日前」。自動更新のない契約で「更新するなら○か月前までに申し入れる」とあれば、それも入れる
解約予告と単位「中途解約」の条の「○か月前までに予告して解約できる」の○
金額と区分月額・年額・総額・単価/都度から選ぶ。年換算額に入るのは月額(×12)と年額だけ
紙・電子、原本の保管場所紙の原本を置いた金庫・キャビネット、電子契約ならデータを置いたサービス名

期限が近づいたら

  1. 「期限一覧」シートで、上から順に見ます。いちばん上が、判断の期限がいちばん近い(または過ぎた)契約です
  2. 続けると決めたら、今期の対応に「更新する」、対応を決めた日にその日を入れます。状態が「確認済み」になります
  3. やめると決めたら、契約書の定めに従って相手に通知します。今期の対応に「更新しない」、解約・終了した日に契約が終わる日を入れます
  4. 条件を変えて続けたいときは「見直す」を選び、合意できたら覚書の日付などを備考に書きます

「確認済み」は、今の期間のうちに決めた分だけ効きます。 自動更新で次の期間に入ると、対応を決めた日が前の期間のものになるので、また期限を見張る状態に戻ります。

自動で出る日付の計算

欄計算
現在の満了日自動更新ありの契約は、最初の満了日の翌日から更新期間ごとに期間を延ばし、基準日を含む期間の満了日。自動更新なしの契約は、最初の満了日のまま
通知期限現在の満了日から通知期間をさかのぼった日。か月前は同じ日にち(その月に同じ日が無ければ月末)、日前は日数を引いた日
判断の期限通知期限。通知期間を入れていない契約は現在の満了日。解約・終了した日を入れた契約と、満了した契約には出ない
期限まで判断の期限−基準日の日数。マイナスは過ぎた日数
今日申し入れた場合の解約日(目安)基準日に解約を申し入れたとして、解約予告の長さだけ先の日
年換算額月額×12、または年額。総額と単価・都度の契約は出さない

期間の月の数え方は、民法第143条第2項と同じにしています。 条文は「最後の月においてその起算日に応当する日の前日に満了する」「最後の月に応当する日がないときは、その月の末日に満了する」です ( 民法第143条第2項 )。 たとえば4月1日に始まる1年の期間は翌年3月31日に、1月31日に始まる1か月の期間は2月の末日に満了します。

「満了日の○か月前」は、満了日と同じ日にちで出します。 月末に満了する契約では、月末どうしで数える読み方より1日早く出ることがあります。 記入例の K-008 は2027年9月30日満了・1か月前の通知なので、通知期限は2027年8月30日と出ます。 期限を早めに知らせる側に寄せた出し方です。どの日までに通知すればよいかは、契約書の書き方で決まります。期限が迫った契約は、条文で確かめてください。

状態の決まり方

状態出る条件(上から順に判定)
終了予定/終了解約・終了した日を入れた。基準日がその日より後なら終了
有効(期間の定めなし)満了日が空
満了自動更新なしで、満了日が基準日より前
確認済み今の期間のうちに「更新する」と決め、対応を決めた日が基準日以前
通知期限切れ判断の期限を過ぎた
要対応判断の期限まで、注意日数以内(期限の当日を含む)
有効判断の期限まで、注意日数より先

「更新しない」を選んだだけでは、契約は終わった扱いになりません。 契約が終わる日を入れるまで、入力の確認の列に知らせが出ます。

記入例で見る期限一覧(架空の製造業・契約21件)

記入例は、架空の「株式会社サンプル製作所」です。 事務所と倉庫の賃貸借、複合機のリース、設備の保守、顧問契約、取引基本契約、秘密保持契約など21件を登録しました。 基準日は2026/10/1、注意日数は60日です。

状態件数
要対応4件
通知期限切れ1件
確認済み2件
有効11件
終了予定・終了・満了1件・1件・1件
合計21件(続いている契約 19件。うち自動更新あり 14件・紙 14件・電子 5件)
続いている契約の年換算額5,691,600円(月額の契約×12 が 4,965,600円、年額の契約が 726,000円)

スマホでは図を横にスクロールして見られます。

図解:記入例の期限一覧(判断の期限まであと何日か)
記入例の期限一覧に並ぶ17件の契約について、判断の期限までの日数を横棒で示した図。基準日は2026年10月1日、注意日数は60日。K-009 通知期限切れ 過ぎて31日、K-001 確認済み 過ぎて1日、K-002 要対応 あと29日、K-015 要対応 あと30日、K-019 確認済み あと30日、K-003 要対応 あと46日、K-010 要対応 あと60日、K-016 有効 あと85日、K-004 有効 あと91日、K-011 有効 あと91日、K-014 有効 あと122日、K-006 有効 あと150日、K-017 有効 あと150日、K-012 有効 あと180日、K-018 有効 あと305日、K-008 有効 あと333日、K-020 有効 あと546日。 中央左の縦線が基準日(0日)。右に伸びる棒は期限まで残っている日数、左に伸びる棒は過ぎた日数。点線は注意日数60日の線で、その内側にある契約が要対応になる。赤は通知期限切れ、金色は要対応、灰色は確認済み、紺は有効。 ← 過ぎた 残り日数 → 注意日数 60日 K-009 マシニングセンタ 保守契約書 過ぎて31日(通知期限切れ) K-001 本社事務所 賃貸借契約書 過ぎて1日(確認済み) K-002 複合機 リース契約書 あと29日(要対応) K-015 生産管理システム ライセンス契約… あと30日(要対応) K-019 Web会議サービス 利用契約(月… あと30日(確認済み) K-003 会計ソフト 利用申込(年間プラン… あと46日(要対応) K-010 ホームページ保守 業務委託契約書 あと60日(要対応) K-016 金型製作 請負契約書 あと85日(有効) K-004 税務顧問契約書 あと91日(有効) K-011 工場清掃 業務委託契約書 あと91日(有効) K-014 検査業務 委託契約書 あと122日(有効) K-006 取引基本契約書(販売先) あと150日(有効) K-017 産業廃棄物 処理委託契約書 あと150日(有効) K-012 機械警備契約書 あと180日(有効) K-018 秘密保持契約書(共同開発の検討) あと305日(有効) K-008 取引基本契約書(仕入先) あと333日(有効) K-020 倉庫 賃貸借契約書 あと546日(有効) 基準日 2026/10/1・注意日数 60日・17件
期限一覧シートと同じ順(判断の期限が近い順)です。終了予定・終了・満了の契約と、期間の定めのない契約(K-005)は並びません。
順状態期限まで判断の期限管理番号・契約書契約先現在の満了日
1 通知期限切れ 過ぎて31日 2026/8/31
通知期限
K-009 マシニングセンタ 保守契約書 見本工機サービス株式会社 2026/10/31
2 確認済み 過ぎて1日 2026/9/30
通知期限
K-001 本社事務所 賃貸借契約書 見本不動産株式会社 2027/3/31
3 要対応 あと29日 2026/10/30
通知期限
K-002 複合機 リース契約書 サンプルリース株式会社 2026/11/30
4 要対応 あと30日 2026/10/31
通知期限
K-015 生産管理システム ライセンス契約書 例示システム株式会社 2027/1/31
5 確認済み あと30日 2026/10/31
満了日
K-019 Web会議サービス 利用契約(月額プラン) サンプルクラウド株式会社 2026/10/31
6 要対応 あと46日 2026/11/16
通知期限
K-003 会計ソフト 利用申込(年間プラン) 例示ソフト株式会社 2026/11/30
7 要対応 あと60日 2026/11/30
通知期限
K-010 ホームページ保守 業務委託契約書 株式会社例示デザイン 2026/12/31
8 有効 あと85日 2026/12/25
満了日
K-016 金型製作 請負契約書 見本モールド株式会社 2026/12/25
9 有効 あと91日 2026/12/31
通知期限
K-004 税務顧問契約書 見本税理士事務所 2027/3/31
10 有効 あと91日 2026/12/31
通知期限
K-011 工場清掃 業務委託契約書 見本ビルメンテナンス株式会社 2027/3/31
11 有効 あと122日 2027/1/31
通知期限
K-014 検査業務 委託契約書 見本検査工業株式会社 2027/3/31
12 有効 あと150日 2027/2/28
通知期限
K-006 取引基本契約書(販売先) 株式会社見本物産 2027/5/31
13 有効 あと150日 2027/2/28
通知期限
K-017 産業廃棄物 処理委託契約書 サンプル環境サービス株式会社 2027/3/31
14 有効 あと180日 2027/3/30
通知期限
K-012 機械警備契約書 見本警備保障株式会社 2027/6/30
15 有効 あと305日 2027/8/2
満了日
K-018 秘密保持契約書(共同開発の検討) 例示テクノ株式会社 2027/8/2
16 有効 あと333日 2027/8/30
通知期限
K-008 取引基本契約書(仕入先) 例示金属株式会社 2027/9/30
17 有効 あと546日 2028/3/30
通知期限
K-020 倉庫 賃貸借契約書 見本不動産株式会社 2028/9/30

この記入例から分かることは、次の4つです。

  • 満了日が近い順と、判断の期限が近い順は違う: 今の期間がいちばん早く満了するのは K-009 と K-019 の2026年10月31日です。K-002 の複合機リースは2026年11月30日満了ですが、通知期限の2026年10月30日は、その2件の満了日より先に来ます。期限一覧は判断の期限で並べるので、満了日だけの一覧では見えない順番になります
  • 通知期限を過ぎた契約は、気づいたときには次の期間が決まっている: K-009 の保守契約は、満了の2か月前(2026年8月31日)が通知期限でした。2026年9月29日に見直しを始めたときには、もう期限を過ぎていました(基準日の2026年10月1日で31日過ぎ)。条文どおりなら2026年11月1日から1年更新されます
  • 自動更新を重ねた契約ほど、今の期限が分かりにくい: K-008 の仕入先との取引基本契約は、2019年10月1日に始まった1年契約です。2026年10月1日から7回目の更新期間に入っていて、次の通知期限は2027年8月30日です。満了日を書き換えなくても、台帳が今の期間を出します
  • 月ごとに更新される契約は「確認済み」が1か月しか続かない: K-019 の Web 会議サービスは毎月更新です。2026年10月1日に「更新する」と決めて確認済みですが、2026年11月に入ると次の期間になり、また期限を見張ります

種類別の集計は次のとおりです(集計シートの「種類別」と同じ値)。

種類登録続いている要対応・期限切れ年換算額
業務委託5件5件1件765,600円
請負1件1件0件-
取引基本(売買)2件2件0件-
秘密保持2件1件0件-
賃貸借3件3件0件3,360,000円
リース1件1件1件153,600円
保守1件1件1件264,000円
ライセンス・利用4件3件2件488,400円
顧問2件2件0件660,000円

記入例の数字は、配布しているエクセルを LibreOffice で再計算した値です。 数式を使わずに Python で計算した値と、全セルで一致することを確かめています。

管理表エクセルの「契約管理表」との違い

当サイトの管理表エクセルテンプレート10種セットにも、契約管理表(keiyaku_kanri.xlsx)が入っています。 契約名・相手方・契約期間・金額を30件まで並べる、1枚の一覧表です。

管理表エクセルの契約管理表契約書管理台帳(このページ)
件数30件300件
更新の通知日契約満了日の30日前(全件同じ)契約ごとに、契約書の通知期間(○か月前・○日前)から出す
自動更新更新区分を選ぶ。満了日は自分で書き換える最初の満了日と更新期間から、今の期間の満了日を自動で出す
状態有効・満了・解約・更新済から手で選ぶ基準日と期限から自動(要対応・通知期限切れなど)
期限の近い順なし期限一覧シートに自動で並ぶ
集計有効な契約の金額合計・満了の件数状態別・種類別・契約先別・担当者別・保管場所別
原本の保管場所・紙か電子かなしあり

契約が10件ほどで、どれも満了日が来たら手で更新を確かめる、という使い方なら、契約管理表で足ります。 自動更新の契約が多い、通知期間が契約ごとに違う、というときにこの台帳を使います。

契約書の保存期間は7年か10年か(台帳の「保存期限」の欄)

台帳の保存期限の欄には、自社で決めた廃棄してよい日を入れます。 法令では、税法と会社法に次のように書かれています。

決まり中身出典
法人(青色申告法人) 取引に関して相手方から受け取った契約書と、自己の作成した契約書の写しを、起算日から7年間保存する。書類の起算日は、作成または受領の日の属する事業年度終了の日の翌日から2月を経過した日 法人税法施行規則第59条第1項第3号・第2項
法人(国税庁の説明) 確定申告書の提出期限の翌日から7年間。青色申告書を提出した事業年度で欠損金額が生じた事業年度などは10年間(平成30年4月1日前に開始した事業年度は9年間)。「書類」の例に契約書が挙がっている 国税庁 No.5930
個人の青色申告者 起算日から7年間。ただし、契約書などの書類のうち、現金の収受や預貯金の預入・引出しに際して作成されたもの(現金預金取引等関係書類)以外は5年間 所得税法施行規則第63条第1項
株式会社(会社法) 会計帳簿の閉鎖の時から10年間、会計帳簿と「その事業に関する重要な資料」を保存する。条文に「契約書」という言葉はない 会社法第432条第2項

「7年か10年か」は、税法の7年(欠損金が出た年度は10年)と、会社法の10年が並んでいるために出る問いです。 会社法の「重要な資料」に契約書が入るかは、条文では決まっていません。 迷うなら長い方に合わせる、という決め方もあります。その場合は、文書管理の規程に年数を書いておきます。

記入例の会社は「契約が終わった月の末日から10年」と決めた架空の会社です。 満了した K-007 と、終了した K-021 の保存期限に、その日付を入れています。 台帳の集計シートには、保存期限を過ぎた契約書の件数が出ます。 廃棄の前に、終わった契約が本当に何の義務も残していないかを確かめてください。 記入例の K-007(秘密保持契約)は、期間が満了したあとも秘密を守る義務が3年続く条項がある、という設定です。

紙の契約書と電子契約を同じ台帳で管理する

台帳の「紙・電子」の欄で、契約書が紙か電子契約かを分けます。 原本の保管場所には、紙なら金庫やキャビネット、電子契約ならデータを置いたサービス名を入れます。 記入例では、続いている契約19件のうち、紙が14件、電子が5件です。

電子契約で交わした契約書は、データのまま保存します。 電子帳簿保存法は、契約書に通常書かれる事項(取引情報)の授受を電磁的方式で行う取引を「電子取引」と定め ( 電子帳簿保存法第2条第5号 )、 法人税・所得税の保存義務者が電子取引を行ったときは、その電磁的記録を保存しなければならないとしています(同法第7条)。

国税庁の一問一答では、電子取引データの保存期間は、紙の場合と同じくそれぞれの税法で決められた期間だと説明されています(問17)。 問19の解説には、令和3年度の税制改正で、電磁的記録を出力した書面等を保存する措置は廃止された、と書かれています。 同じ問19では、検索の要件の満たし方として、ファイル名に「日付_取引先_金額」を付ける方法と、索引簿を作る方法が示されています ( 国税庁 電子帳簿保存法一問一答【電子取引関係】(令和8年7月)問17・問19 )。 索引簿の作成例のエクセルは、国税庁のページで配られています ( 国税庁 電子帳簿保存法関係 参考資料 )。

この台帳は、契約の期限を見張るためのものです。 電子取引データの検索の要件を満たす索引簿として作ったものではなく、そのための確認はしていません。 電子契約のデータの保存は、国税庁の一問一答と、当サイトの電子帳簿保存法 2026年版ガイドで確かめてください。 電子契約サービスを選ぶときは、電子契約サービス比較2026に料金と機能をまとめています。

エクセルの契約台帳で回らなくなる境目

この台帳は、契約が数十件から300件までの会社を想定しています。 次の場面では、エクセルのままだと手作業が増えます。

場面このファイルで起きること
契約が300件を超える数式を入れてある行が300行です。部署や種類ごとにファイルを分けることになります
期限が近いことを担当者に知らせたいエクセルは自分からは知らせません。誰かがファイルを開いて、期限一覧を見る必要があります
契約書の PDF と台帳を結びつけたいファイル名に管理番号を付けて探す運用になります。台帳から契約書を直接開くリンクは、1件ずつ手で張ります
何人もで同時に更新する1つのファイルを各自が別々に開くと、コピーが人数分でき、どれが最新か分からなくなります
更新の判断に社内の承認が要る承認の記録は残りません。今期の対応と対応を決めた日を手で入れ、稟議書は別に保管します

台帳で決めた項目(種類・通知期間・保管場所・担当者)は、契約管理の仕組みに移るときも、そのまま項目の土台になります。

使っている関数と、動作の確認

関数使う場所使えるバージョン
EDATE 今の期間の満了日、か月前の通知期限、解約日の目安 適用先に Excel 2016 を含む( EDATE )
SUMIFS・COUNTIFS 集計(続いている契約の年換算額、種類別・契約先別の件数など) 適用先に Excel 2016 を含む( SUMIFS ・ COUNTIFS )
SMALL・INDEX・MATCH・IFERROR 期限一覧の並べ替え、契約先・担当者の一覧 適用先に Excel 2016 を含む( SMALL ・ INDEX ・ MATCH ・ IFERROR )
IF・AND・OR・NOT・ISNUMBER・DAY・YEAR・MONTH・MAX・ROUNDUP・MOD・SUM・COUNT・COUNTIF・ROW・TODAY・MID・FIXED・N 状態の判定、更新回数の計算、入力の確認、印刷用の表示 標準の関数

XLOOKUP・FILTER・MINIFS は使っていません。 契約先や担当者の名前に * や ? を使うと、件数を数える関数がほかの名前と混ぜて数えるので使わないでください。

配布前に、次のことを確かめました(2026年10月3日)。

  • 空欄・記入例・入力を書き換えた版・基準日を5通りに動かした版(うるう日の2028/2/29を含む)・注意日数を0にした版と空にした版・ランダムに埋めた版(約280件×4通り)の計14通りを LibreOffice で再計算しました。エラー表示(#N/A・#REF!・#VALUE!・#DIV/0! など)のセルは0件です
  • 契約台帳の数式の列、期限一覧・集計・台帳(印刷用)の全セルを、数式を使わずに Python で計算した値と突き合わせて、103,586項目で不一致0件
  • 数式をわざと壊した版(要対応の境目を1日ずらす、通知期限を1日早める、月末の扱いを変えるなど13通り)は、すべて不一致として検出しました
  • 更新期間を通しで数えた満了日が、1回ずつ区切って数えた満了日と一致することを、20万通りの開始日と更新期間で確かめました。一致しない場合があるのは更新の初日が29〜31日のときだけで、その行には入力の確認で知らせが出ます
  • PDF は空欄1ページ・記入例3ページで、全ページ A4 に収まり、文字が印刷されることを画素で確認

確かめていないのは、Excel と Google スプレッドシートの実機で開いたときの表示です。

よくある質問

契約書の保存期間は何年ですか?
法人(青色申告法人)は、受け取った契約書と、自社が作った契約書の写しを7年間保存します。欠損金額が生じた事業年度などは10年間です。法人税法施行規則第59条第1項第3号で、起算日から7年間とされています(法人税法施行規則、2026年10月3日確認)。国税庁 No.5930 では、確定申告書の提出期限の翌日から7年間、欠損金額が生じた事業年度などは10年間とされています(国税庁 No.5930)。個人の青色申告者は所得税法施行規則第63条第1項で7年間です。ただし、契約書などの書類のうち、現金の収受や預貯金の預入・引出しに際して作成されたもの(現金預金取引等関係書類)以外は5年間です。会社法第432条第2項は、会計帳簿と「事業に関する重要な資料」を10年間保存するとしています。契約書がこれに当たるかは、条文には書かれていません。
電子契約にも収入印紙は要りますか?
国税庁の通達では、印紙税の「作成」は、用紙に課税事項を書き、その文書の目的に従って使うことをいいます。(印紙税法基本通達第44条)。福岡国税局の文書回答(平成20年10月24日)では、注文請書を紙で渡さずに PDF にして電子メールで送る場合は「課税文書を作成したことにはならない」という照会に、「ご照会に係る事実関係を前提とする限り、貴見のとおりで差し支えありません」と回答しています(福岡国税局 文書回答事例)。この回答は福岡国税局の見解で、照会した事実関係に限ったものです。紙の原本も別に交わすなら、その紙は印紙税の対象になりえます。自社の契約に当てはまるかは、税務署か税理士に確認してください。
自動更新の契約は、満了日を毎年書き換える必要がありますか?
書き換えなくて大丈夫です。満了日の欄には、契約書に書いてある最初の期間の終わりの日を入れたままにします。最初の満了日の翌日から更新期間ごとに期間を延ばし、基準日を含む期間の満了日と通知期限を自動で出します。例外は、更新の初日が29日〜31日の契約です。月の長さの違いで、更新を重ねると1日ずれることがあります。その行には「入力の確認」の列に知らせが出るので、満了日を今の期間の満了日に書き換えてください。
「通知期限切れ」になったら、もう解約できませんか?
この台帳では決められません。台帳は、契約書に書いてある通知期間から日付を出しているだけです。通知期限を過ぎたあとにどうなるかは、契約書の条文で決まります。期間の途中で解約できる条項があれば、解約予告の欄にその長さを入れると、今日申し入れた場合の解約日(目安)が出ます。記入例の K-009(保守契約)は、通知期限の2026年8月31日を過ぎていたため、条文どおりなら2026年11月1日から1年更新されます。迷うときは、契約の相手方に確かめるか、弁護士に相談してください。
Excel 2016 や Google スプレッドシートでも使えますか?
XLOOKUP・FILTER・MINIFS など新しい関数は使っていません。EDATE・SUMIFS・COUNTIFS・SMALL は、Microsoft のサポートページで適用先に Excel 2016 が挙がっています。(EDATE・SUMIFS・COUNTIFS・SMALL、2026年10月3日確認)。当サイトが確かめたのは LibreOffice での再計算だけで、Excel と Google スプレッドシートの実機では開いていません。

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参考文献・出典

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