会計書類

受領書テンプレート

受領書テンプレートを完全無料・会員登録不要でダウンロード。Excel(消費税自動計算式入り)・Word・印刷用PDFと記入例PDFを完備。納品書/検収書/領収書との違い、印紙税の要否、取引フロー(発注→納品→受領→請求→支払)を詳しく解説。bizocean登録不要で3秒DL。

最終更新: 2026年5月28日 ExcelWordPDF 会員登録不要・無料
2026年5月27日 時点の情報
国税庁 金銭又は有価証券の受取書とは
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記入例・書き方サンプル (記入済みのサンプルPDF)

受領書テンプレートのプレビュー
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このページでわかること
  • 受領書テンプレートをExcel(消費税自動計算)・Word・PDF形式で無料ダウンロードできる(会員登録不要)
  • 受領書・納品書・検収書・領収書の違いと使い分けがわかる(混同しやすい4書類を完全整理)
  • 受領書の印紙税の要否(商品受取の受領書は原則不課税)がわかる
  • 発注→納品→受領→請求→支払の取引フローにおける受領書の位置づけと書き方ガイドを収録

1. 受領書とは何か(取引フローにおける位置づけ)

受領書は「商品・物品・サービスを受け取った事実を証明する書類」です。発注者(買主)側が作成し、受注者(売主)へ返送するのが基本です。

取引の流れの中では第3ステップ(納品後)に位置します( 国税庁 2026-05-28確認 )。

取引書類の全体フロー(図解)

ステップ 書類名 作成者 目的・タイミング
① 受注前 見積書 受注者(売主) 「この条件・金額で提供できます」という提示書類
② 発注 発注書 発注者(買主) 「見積内容で発注します」という注文確定書類
③ 納品 納品書 受注者(売主) 「これを納品しました」という引渡し通知書類
④ 受領確認 受領書(本ページ) 発注者(買主) 「確かに受け取りました」という確認書類
⑤ 検収合格 検収書 発注者(買主) 「受け取り+品質確認OK。代金請求を認めます」という合格証明書類
⑥ 請求 請求書 受注者(売主) 「代金の支払いをお願いします」という請求書類
⑦ 支払・領収 領収書 受注者(売主) 「代金を受け取りました」という支払い証明書類

受領書は単体で使うものではなく、取引書類の一連のセットとして機能します。特に「受領書返送をもって検収完了とする」という契約条項がある場合は、受領書が代金請求の起点になるため、発行・返送の管理が重要です。

2. 受領書・納品書・検収書・領収書の違い(混同しやすい4書類を完全整理)

ビジネス現場で最も混同されやすい4書類を、一覧表で整理します。

書類名 作成者 証明する内容 発行タイミング 印紙税
受領書(本ページ) 発注者(買主) 商品・物品を受け取った事実 納品物を受け取ったとき 原則不要
納品書 受注者(売主) 納品した品目・数量・日付 商品・サービスを引き渡すとき 不要
検収書 発注者(買主) 受け取り+品質・仕様の合格確認 検品・品質確認が完了したとき 不要
領収書 受注者(売主) 代金(金銭)を受け取った事実 代金を受領したとき 5万円以上で必要(売上代金は200円〜)

受領書と領収書の違い(最重要)

「受領書」と「領収書」は名前が似ているため特に混同されます。決定的な違いは何を「受け取った」のかです。

  • 受領書:「商品(モノ)を受け取りました」→ 発注者が作成 → 印紙税は原則不要
  • 領収書:「代金(お金)を受け取りました」→ 受注者が作成 → 5万円以上で印紙税が必要

印紙税の課税対象は「金銭又は有価証券の受取書」(国税庁 第17号文書)であり、商品・物品を受け取ったことを証明するだけの受領書は、この課税文書に該当しません 国税庁 金銭又は有価証券の受取書とは 2026-05-28確認 )。ただし、受領書に「代金受取済」等の金銭受取を示す文言が加わると課税対象になる可能性があります。

受領書と検収書の違い

どちらも発注者(買主)が作成しますが、内容の深さが異なります。

  • 受領書:「受け取りました」という事実の記録。品質確認は含まない
  • 検収書:「受け取り+品質・仕様の確認が完了し、合格しました」という証明書

一般的な物品取引では受領書のみのケースが多いですが、システム開発・特注製品・大型設備などでは検収完了日が代金請求の起点になるため、検収書が使われます。

3. 受領書の印紙税(課税要否の判定基準)

受領書の印紙税については、書類の「実質的な内容」で判断します。

受領書の内容 印紙税の要否 根拠
商品・物品の受け取りのみを証明 原則不要 国税庁 第17号文書の「金銭又は有価証券の受取書」に非該当
「代金受取済」「代金領収」等の文言を含む 5万円以上で必要(200円〜) 金銭受取書(第17号文書)に該当する可能性
請負工事・建設等の「工事完了確認書」 契約内容による(第2号文書に該当する場合あり) 契約書兼用の場合は専門家に確認推奨

本テンプレートは「商品・物品の受け取り事実の証明」に特化した書式であり、金銭受取の文言を含まない設計です。ただし、記載内容によって課税関係が変わる場合があるため、高額取引や特殊な取引では税理士または最寄りの税務署・国税局に確認することを推奨します。なお、電子で作成・送付する場合は印紙税は課税されません(現行法では電磁的記録は印紙税の課税対象外)。

4. 受領書の記載項目と書き方ガイド(場面別)

受領書には法定の必須事項はありませんが、取引の証拠として機能させるために以下の項目を漏れなく記載することを推奨します。

# 記載項目 補足・ポイント よくあるNG例
1 書類名(受領書) 「受領書」「受領証」いずれも可。「検収書」とは明確に区別する 書類名がない(何の書類か不明)
2 受領書番号 連番管理で追跡性を確保(例: JR-2026-001)。後で特定しやすくなる 番号なし(大量取引で管理不能になる)
3 受領日 実際に受け取り確認した日。商品到着日と検品完了日がズレる場合は両方記載 日付なし(代金請求サイクルの起点が不明)
4 発行先(送り主の情報) 受け渡し元(売主・受注者)の会社名・担当者名 「御中」「様」の使い分けミス
5 受領者情報 受け取った側(買主・発注者)の会社名・担当者名・電話番号 受領者が不明(誰が受け取ったか証明できない)
6 品名・数量・単価・金額 品番・仕様・色・サイズまで記載すると返品・交換トラブルを防げる 「商品一式」のみ(内容が特定できない)
7 消費税区分 10%・8%軽減税率・非課税を品目ごとに明記。本Excel版は自動計算対応 税率・税額の記載がない
8 備考・特記事項 検品結果・受取時の状態・「納品書番号〇〇に対する受領書」等の紐付け情報 特記事項なし(後日の照合が困難)

場面①:物品(商品・製品)の受領

最も基本的なケースです。品番・仕様・数量・状態まで詳しく記載することで、後日の返品・交換トラブルを防げます。

  • 品名欄:型番・品番・規格まで記載(例: ノートPC XY-100 ブラック 15.6インチ)
  • 状態確認:備考欄に「外箱に損傷なし・全数確認済み」等の検品結果を記載
  • 納品書番号との紐付け:「納品書 NBS-2026-0015 に対する受領書」と備考に明記
  • 受領日:商品到着日。検品に時間がかかる場合は検品完了日を受領日とする

場面②:サービス・役務の成果物受領(フリーランス向け)

Webデザイン・ライティング・コンサル等の役務では「成果物の内容」を明確にします。

  • 品名欄:業務名と成果物(例: Webサイトデザイン制作 / トップページ・下層5ページ)
  • 数量・単位:「式」「件」「ページ」等、成果物の単位に合わせる
  • 備考欄:成果物ファイルの名称・URL・バージョン番号を記載
  • 検収との兼ね合い:品質確認が必要な成果物は受領書ではなく検収書の使用を検討

場面③:継続取引(月次まとめ受領)

毎月複数回の納品がある場合は「月次まとめ受領書」として一括発行できます。

  • 件名欄:「2026年5月度 受領分まとめ」のように対象月を明記
  • 備考欄:個別納品書番号と受領日のリストを記載(照合可能にする)
  • 締め日との整合:月末締め翌月払いの場合、受領確認の締め日を明記

5. 電子帳簿保存法と受領書の保管方法

2024年1月から電子帳簿保存法が完全義務化され、電子で受け取った受領書は電子のまま保存することが原則となりました( 国税庁 電子帳簿保存法一問一答 2026-05-28確認 )。

保管義務の期間(法的根拠)

事業者区分 保管期間 根拠
法人 7年間(青色申告法人は最大10年) 法人税法施行規則第59条
個人事業主 5年間 所得税法施行規則第63条

電子保存の3つの要件

  • 改ざん防止措置:タイムスタンプの付与 または 訂正削除履歴が残るシステムの利用
  • 検索機能の確保:「取引年月日」「取引金額」「取引先」の3要素で検索できること
  • システム概要書の備付け:使用しているシステムの概要書を保存

クラウド会計ソフト(freee・マネーフォワード等)はこれらの要件に対応しています。Excelやフォルダ管理で対応する場合は事前に要件確認が必要です。

6. 会計ハブ:関連する取引書類テンプレート一覧(取引フロー完全完成)

受領書は単体で使うより、取引フロー全体のテンプレートを揃えることで業務全体を効率化できます。見積依頼書〜請求書までの全7書類が揃い、取引フローが完全に完成しました。

フロー 書類 作成者 DLページ
① 受注前 見積書 受注者(売主) 見積書テンプレート(無料DL)
② 見積依頼 見積依頼書 発注者(買主) 見積依頼書テンプレート(無料DL)
③ 納品 納品書 受注者(売主) 納品書テンプレート(無料DL)
④ 受領確認 受領書(本ページ) 発注者(買主) このページ
⑤ 検収合格 検収書 発注者(買主) 検収書テンプレート(無料DL)
⑥ 請求 請求書 受注者(売主) 請求書テンプレート(無料DL)

よくある質問

受領書と領収書の違いは何ですか?
受領書は「商品・物品を受け取った事実の証明」、領収書は「代金(金銭)を受け取った事実の証明」です。作成者も異なり、受領書は買主(発注者)側が作成して売主(受注者)へ渡します。領収書は売主側が作成して買主へ渡します。取引フローで言うと、受領書は「納品→受領確認」のタイミングで発行し、領収書は「代金支払い→受取確認」のタイミングで発行します()。
受領書と納品書はどう違いますか?
納品書は売主(送る側)が作成し、受領書は買主(受け取る側)が作成します。納品書は「これを納品します」という通知書類、受領書は「確かに受け取りました」という確認書類です。取引フローは「売主が納品書を作成→買主が受け取り確認→買主が受領書を作成して売主へ返送」という流れになります。受領書の返送を契約条件にしている場合は、発行・管理を徹底することが重要です。
受領書と検収書の違いは何ですか?
受領書は「受け取った事実の証明」、検収書は「受け取り・品質確認の合格証明」です。受領書は「届きました」という確認書類ですが、検収書は「届いた商品を検品し、発注仕様通りであることを確認しました」という品質合格の証明書類です。システム開発・製造物・特注品などでは、検収完了日が代金請求の起点になることが多く、検収書が重要な法的意味を持ちます。一般的な物品の取引では受領書のみで足りるケースが多いです。
受領書に印紙税はかかりますか?
商品・物品の受領書は、原則として印紙税の課税対象外です。印紙税が課税される「金銭又は有価証券の受取書」(第17号文書)とは、金銭や有価証券の受け渡しを証明する書類です。商品・物品の受け取りを証明する書類は、この課税文書に該当しません()。一方、「代金受取済」等の記載がある受領書は金銭受取書として印紙税の対象になる場合があります。迷う場合は税理士または国税局に確認してください。
受領書の発行義務はありますか?
法律上、受領書の発行を強制する規定はありません。ただし、商取引の慣行として、高額取引・継続取引では受領書のやり取りが一般的です。特に「受領書の返送をもって検収完了とする」という契約条項がある場合は、受領書の発行が契約上の義務になります。また、ITシステム開発などの請負契約では、受領書(または検収書)が代金請求の前提条件になることが多いため、取引開始時に確認しておくことを推奨します。
受領書の保管期間はどのくらいですか?
法人は7年間、個人事業主は5年間の保管が目安です。法人税法施行規則第59条では帳簿書類の保存期間を7年(青色申告法人は最大10年)と定めており、取引に関する証拠書類として受領書もこれに準じて保管することが推奨されます。個人事業主は所得税法施行規則第63条等に基づき5年間が目安です。電子帳簿保存法(2024年1月完全義務化)により、電子で受け取った受領書は電子のまま保存することが原則です()。
受領書に記載する日付は納品日か受け取り確認日のどちらですか?
受領書に記載する日付は「実際に受け取り確認をした日(受領日)」です。商品が届いた日に確認できない場合(検品に時間を要する場合等)は、検品完了日を受領日として記載します。請負契約では受領日(または検収完了日)が代金支払いサイクルの起点になることがあるため、正確な日付の記載が重要です。月をまたぐ場合は特に注意してください。
Excelで受領書を作成する場合の消費税の扱いはどうすればよいですか?
本テンプレートのExcel版は消費税を自動計算する数式を組み込んでいます。税区分(10%・8%・非課税)をドロップダウンで選択すると、品目ごとに適切な消費税が計算されます。インボイス制度下では、軽減税率(8%)対象品目(食料品など)と標準税率(10%)を正確に区分して記載することが重要です。消費税の詳細な計算は keisan-navi.jp の消費税計算ツール も活用してください。
フリーランスや個人事業主でも受領書は必要ですか?
義務ではありませんが、高額案件や継続取引では作成・返送を推奨します。特にシステム開発・デザイン・ライティングなどの成果物を伴う仕事では、「何をいつ納品したか・受領したか」の記録が後日のトラブル防止に役立ちます。また、確定申告時に取引の証拠書類として活用できます。発注者から受領書の提出を求められた場合は本テンプレートをご活用ください。

参考文献・出典

本ページの内容は以下の公的情報源に基づき作成しています(2026-05-28 確認時点)。