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発注リストテンプレート

発注リストテンプレートを会員登録不要で無料ダウンロード。Excel・Googleスプレッドシート対応。複数取引先・複数発注を5段階ステータスで一覧管理、ピボットテーブル集計・インボイス登録番号管理・下請法対応ガイド付き。購買管理SaaS移行目安も解説。

最終更新: 2026年5月7日 ExcelGoogle 会員登録不要・無料
2026年5月28日 時点の情報
下請法(中小企業庁)
全て無料・会員登録不要・即ダウンロード
発注リストテンプレートのテンプレートプレビュー
発注リストテンプレート(Excel / Google・会員登録不要・無料DL)
このページでわかること
  • 発注リストテンプレートをExcel・Googleスプレッドシートで無料ダウンロードできる(会員登録不要)
  • 発注書との違い・5段階ステータス管理・取引先マスタ連携の実務的な使い方がわかる
  • インボイス制度・電子帳簿保存法・下請法への対応方法がわかる
  • 月50件以上の発注がある場合の購買管理SaaSへの移行目安と選び方がわかる

本ページの情報は2026-05-29時点のものです。法令・税制は変更される場合があります。 インボイス制度・電子帳簿保存法の最新情報は国税庁公式サイトでご確認ください。

1. 発注リストとは(定義・発注書との違い・なぜ必要か)

発注リストとは、複数の取引先・複数品目への発注を一覧形式で横断管理するための内部管理ツールです。発注書(3条書面)が取引先ごとに個別発行する「外部向け法的書類」であるのに対し、発注リストは自社内で発注状況を俯瞰するための「内部管理ツール」という位置付けです。

中小企業庁 業務改善ガイド(2026-05-29確認) でも、購買・調達業務の見える化として発注状況の一元管理が推奨されています。適切な発注管理を行うことで、納期超過・予算超過の予兆早期発見・支払い漏れの防止・キャッシュフロー予測の精度向上が期待できます。

比較項目発注書(3条書面)発注リスト
目的取引先への発注内容の通知・合意社内での発注状況の一元管理
対象者発注先(社外)購買担当者・経理担当者(社内)
法的義務下請法対象取引は必須(3条書面)なし(内部管理ツール)
記載内容品名・数量・単価・納期・支払条件等全発注の集計・ステータス・予算残管理
保存義務電帳法対応・法人7年間保存法的義務なし(実務上3〜7年推奨)

発注リストが特に有効な場面

  • 取引先が5社以上: 各取引先の進捗状況を個別に追うと抜け漏れが発生しやすい
  • 月の発注件数が20件以上: 口頭・メールだけでは発注状況を追えなくなる
  • 発注書と請求書の突合作業: 月末の支払い処理で「どの発注書に対する請求書か」の照合に時間がかかっている
  • 予算管理が必要な案件: 部門別・プロジェクト別の発注累計を管理したい
  • 複数担当者で発注を分担: 誰がどの取引先を担当しているか一覧で把握したい

2. 発注リストの必須記載項目(15項目の解説)

実務で使える発注リストを設計するには、最低限以下の15項目を列として設けることを推奨します。本テンプレートはこれらを初期設定済みです。

#項目名内容・記入例重要度
1発注番号「PO-2026-001」等の連番。発注書と紐付けるための管理番号必須
2発注日発注書を発行・送付した日付(YYYY-MM-DD形式で統一)必須
3取引先コード取引先マスタと連携するためのコード番号(VLOOKUP用)推奨
4取引先名正式会社名(「株式会社〇〇」等、表記ゆれを防ぐため取引先マスタ参照)必須
5品名・品番発注した商品・サービスの名称または品番必須
6カテゴリ「消耗品・外注費・設備投資・広告費」等の費用科目(ピボット集計用)推奨
7数量・単位数量と単位(個・本・時間・式等)を分けて記入必須
8単価(税抜)1単位あたりの金額(税抜表示。税込計算は数式で自動化)必須
9発注金額(税抜)数量×単価の自動計算(=数量×単価の数式設定済み)必須
10消費税率・税額10%・8%(軽減税率)の区分を明示。税額は自動計算必須
11発注金額(税込)税抜+税額の合計(自動計算)必須
12納品希望日取引先に伝えた希望納期(YYYY-MM-DD。条件付き書式で超過を赤色表示)必須
13ステータス「発注済み・納品待ち・納品完了・請求書受領・支払い済み」の5段階ドロップダウン必須
14担当者自社の発注担当者名(複数人で管理する場合の責任者特定に)推奨
15備考・メモ特別条件・値引き情報・取引先からの連絡事項等任意

インボイス制度対応の追加項目(2026年5月時点)

国税庁 インボイス制度(2026-05-29確認) への対応として、取引先マスタに以下の3列を追加することを推奨します。仕入税額控除の可否が発注先ごとに異なるため、リスト段階で把握しておくことが重要です。

  • インボイス登録番号(T+13桁): 国税庁の「インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイト」で確認・登録
  • 課税事業者区分: 課税事業者(仕入税額控除100%)/ 免税事業者(経過措置あり)を明示
  • 控除可能割合: 2026年10月以降は免税事業者からの仕入れは控除不可(現時点は経過措置で80%)

3. 5段階ステータス管理の実務的な運用方法

発注リストの効果を最大化するのが「ステータス管理」です。5段階のステータスを適切に運用することで、購買サイクル全体の進捗が可視化されます。

ステータス意味・定義次に行うべきアクション放置期限の目安
発注済み発注書を取引先に送付・受領通知待ち取引先からの受注承諾メールを待つ(3営業日以内)3営業日超えたら確認連絡
納品待ち取引先が受注承諾し納品準備中納品予定日の1週間前に進捗確認納品予定日を過ぎたら催促
納品完了商品・サービスを受領・検収待ち検収作業(受領品確認)→請求書受領待ち検収から2週間以内に請求書受領
請求書受領請求書到着・支払い処理待ち発注書との金額突合→仕訳入力→支払い予約支払いサイト(30〜60日)以内
支払い済み振込完了・取引完了会計帳簿への計上・電子帳簿保存法対応で電子保存年度末にアーカイブへ移動

ステータス管理を自動化する設定

本テンプレートには以下の自動化設定がされています。これらを活用することで、ステータス更新漏れを大幅に減らせます。

  • 条件付き書式: 納品予定日超過を赤色表示: 「納品希望日」が今日の日付より前で、かつステータスが「発注済み」「納品待ち」の行を自動で赤色にハイライト
  • ドロップダウンリスト: ステータス入力を制限: 自由記入によるミスを防ぐため、ドロップダウンから5段階のステータスを選ぶ仕様
  • ステータス別の背景色: 発注済み(白)→納品待ち(薄黄)→納品完了(薄緑)→請求書受領(薄青)→支払い済み(グレー)で進捗が一目でわかる
  • フィルター設定済み: 担当者別・ステータス別・取引先別に絞り込みできるようオートフィルターを設定済み

4. 3シート構成による効率的な発注管理設計

発注リストを単一シートで管理すると、データが増えるにつれて検索・集計が煩雑になります。本テンプレートは「取引先マスタ・発注リスト・ピボット集計」の3シート構成を採用しており、各シートが連動することで入力の手間を最小化しつつ、多角的な分析が可能です。

シート1: 取引先マスタ

取引先マスタを整備することで、発注リストへの取引先情報入力を自動化できます。取引先コードを入力するだけで、VLOOKUP(またはXLOOKUP)が会社名・インボイス登録番号・支払いサイト・担当者情報を自動入力します。

  • 記載項目: 取引先コード・正式会社名・略称・担当者名・電話番号・メールアドレス・銀行口座情報・インボイス登録番号・課税事業者区分・支払いサイト(30日・45日・60日等)
  • メンテナンス頻度: 新規取引先追加時・担当者変更時・インボイス登録状況変更時に随時更新
  • 注意点: 銀行口座情報を記録する場合はファイルのパスワード設定と閲覧権限の管理を徹底すること

シート2: 発注リスト(メインシート)

日々の発注を入力するメインシートです。取引先コードを入力すると取引先マスタから情報を自動参照し、発注金額は数量×単価で自動計算されます。ステータスは5段階ドロップダウンで入力できるため、自由記述による表記ゆれが発生しません。

  • 入力作業の目安時間: 1件あたり1〜2分(取引先マスタ整備後)
  • 週次の棚卸し作業: 「ステータスが1週間以上更新されていない行」を確認する習慣をつけると未処理案件の放置を防げる
  • 月次のアーカイブ: 「支払い済み」になった行を別の「アーカイブシート」へ移動し、メインリストをスリム化する

シート3: ピボット集計シート

発注リストシートのデータをピボットテーブルで自動集計するシートです。以下の集計軸があらかじめ設定されています。

集計軸使い道
取引先別・月次発注金額仕入先ごとの取引規模把握・取引先の依存度チェック
カテゴリ別・月次発注金額消耗品・外注費・設備投資などの費目別予算消化率の確認
担当者別・発注件数・金額購買業務の担当者別ワークロード管理
ステータス別・件数・金額サマリー未処理(支払い前)の累計金額把握・キャッシュフロー予測

5. Excel関数を使った発注管理の自動化テクニック

本テンプレートには主要な関数があらかじめ設定されています。カスタマイズの参考にしてください。

計算目的使用する関数・設定使用例・ポイント
取引先情報の自動入力 VLOOKUP・XLOOKUP =VLOOKUP(取引先コード,取引先マスタ,列番号,FALSE)
XLOOKUP(Microsoft 365)はエラー処理が簡単で推奨
発注金額の自動計算 乗算式 =数量セル×単価セル(税抜)
=税抜金額×(1+消費税率)(税込)
消費税額の計算 乗算+IF =IF(税率区分="軽減",税抜金額×0.08,税抜金額×0.1)
8%軽減税率(飲食料品・新聞等)と10%を自動判定
納期超過の判定 条件付き書式+TODAY() =AND(納品希望日<TODAY(),ステータス<>"納品完了")
この条件を満たす行を赤色にハイライト
取引先別の発注合計 SUMIF =SUMIF(取引先列,"〇〇株式会社",発注金額列)
特定の取引先への月次発注総額を算出
ステータス別の件数集計 COUNTIF =COUNTIF(ステータス列,"納品待ち")
現在「納品待ち」の件数を一目で確認
予算残高の管理 SUMIF+予算参照 =予算額-SUMIF(カテゴリ列,カテゴリ名,発注金額列)
カテゴリ別の予算残高を自動計算

Googleスプレッドシート版の活用ポイント

複数人で発注管理を担当する場合や、外出先でスマートフォンから更新する必要がある場合は、Googleスプレッドシート版が便利です。Excelとほぼ同じ関数が使えますが、以下の点で動作が異なります。

  • XLOOKUP は使用不可: Googleスプレッドシートでは代わりに VLOOKUP または INDEX+MATCH を使用する
  • シートの保護: 「データ」→「シートと範囲を保護」で特定のセル範囲を編集不可にできる
  • 通知機能: 「ツール」→「通知ルール」で変更があった際にメール通知を受け取れる(Excel版にはない機能)
  • バージョン履歴: 「ファイル」→「変更履歴」で過去の変更内容を確認・復元できる

6. 購買管理SaaSへの移行判断(Excel管理との比較)

Excelの発注リストは低コストで始められる優れた管理手段ですが、発注件数・取引先数・担当者数が増えると限界が見えてきます。以下の比較表と移行判断チェックリストを参考にしてください。

比較項目Excel発注リスト購買管理SaaS
初期費用ゼロ(Microsoft Office または Google Workspace のみ)¥0〜¥50,000(サービス・プランによる)
月額費用ゼロ(管理工数は月5〜20時間)¥30,000〜¥200,000(企業規模による)
発注書の自動発行手動作成・送付が必要承認後に自動生成・電子送付
在庫連動発注手動で在庫確認→発注在庫数が閾値を下回ると自動発注
電帳法対応検索性の確保が手動自動でタイムスタンプ・検索機能を付与
複数人での同時更新競合が発生しやすい(Googleスプレッドシートなら改善)リアルタイム更新・排他制御あり
承認ワークフローメールまたは紙の稟議が必要システム内で申請・承認が完結
向いている規模月50件未満・取引先10社未満月50件以上・取引先10社以上

SaaS移行を検討するタイミング(チェックリスト)

以下の項目が3つ以上当てはまる場合は、購買管理SaaSへの移行を本格的に検討することをお勧めします。

  • [ ] 月の発注件数が50件を超えている
  • [ ] 取引先が10社以上あり、各社のインボイス登録状況管理が煩雑になっている
  • [ ] 発注・納品・検収・支払いの担当者が複数おり、引き継ぎミスが発生している
  • [ ] 月末の支払い処理で「発注書と請求書の突合」に1時間以上かかっている
  • [ ] 在庫切れ・発注漏れが月1回以上発生している
  • [ ] 電子帳簿保存法の対応として、受領した電子発注書の保存を手動で行っている
  • [ ] 部門別・プロジェクト別の発注予算管理が必要になってきた

発注・購買管理を自動化したい方へ

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7. 下請法・電子帳簿保存法・インボイス制度への対応(2026年5月時点)

下請法(中小企業庁)への対応

中小企業庁 下請取引の適正化(2026-05-29確認) によると、下請法の対象となる取引では、発注時に「3条書面」(発注書)を書面または電磁的方法で交付する義務があります。

  • 下請法の対象範囲: 資本金3億円超の製造業・情報サービス業等が下請事業者に外注する取引等(詳細は公正取引委員会のガイドラインを確認)
  • 3条書面の必須12項目: 製造委託の内容・委託対価・支払期日・支払い方法・下請事業者の氏名等
  • 支払いサイト: 下請代金の支払期日は「物品等の受領から60日以内」が法定上限
  • 発注リストとの連携: 発注リストに「3条書面の発行有無」列を追加し、発行漏れをチェックする

電子帳簿保存法(2024年1月以降)

国税庁 電帳法一問一答(2026-05-29確認) により、2024年1月1日以降に電子データで受け取った発注書・請求書等は、電子データのまま保存することが義務化されています。

  • 対象: メール・EDI・クラウドサービス等の電子的方法で受け取った発注書・請求書等
  • 必要な対応: ①タイムスタンプの付与(または訂正削除の記録機能)②日付・金額・取引先で検索可能な状態での保存
  • Excelとの連携: 発注リストに「電子保存ファイルパス」列を追加し、対応する電子データのフォルダパスを記録しておく

インボイス制度(2026年5月時点)

国税庁 インボイス制度(2026-05-29確認) では、仕入税額控除を受けるためには適格請求書(インボイス)の保存が必要です。

  • 免税事業者からの仕入れ経過措置: 2023年10月〜2026年9月末は80%控除可・2026年10月〜2029年9月末は50%控除可・2029年10月以降は控除不可
  • 発注リストでの管理: 取引先マスタに「インボイス登録番号(T+13桁)」を登録し、登録番号なしの取引先(免税事業者)からの発注額を集計して控除不可額を事前に把握
  • インボイス番号の確認方法: 国税庁「インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイト」でT番号を検索・照会可能

8. 発注リスト運用でよくあるトラブルと対策(NG例・改善ポイント)

#よくあるトラブル・NG例根本原因対策・改善策
1取引先名の表記ゆれ(「株式会社ABC」「ABC㈱」等が混在)自由記入制取引先マスタ+VLOOKUP で正式名称を自動入力
2関数が壊れて計算がおかしくなる関数列への誤操作シートの保護で関数入力セルを編集不可に設定
3ステータスが更新されず、何が未処理かわからない更新ルールが不明確週次の棚卸しルール化+条件付き書式での超過ハイライト
4複数人が同時編集してデータが上書きされる排他制御なしGoogleスプレッドシート版またはSharePoint上で運用
5リストが肥大化して検索が遅くなる年度を跨いで蓄積「支払い済み」行を年度末にアーカイブシートへ移動
6納期超過に気づくのが遅れ、業務に影響が出る手動での確認漏れTODAY()関数+条件付き書式で期限切れを自動赤色表示
7同じ取引先から複数の請求書が届き、どの発注に対するものか不明発注番号の紐付け漏れ発注書と発注リストの発注番号を必ず一致させる
8インボイス登録していない取引先への支払いで仕入税額控除を見逃すインボイス管理が別途手動取引先マスタにインボイス登録番号列を追加
9発注書を送ったが取引先が未受領送付記録がない発注リストに「送付方法・送付日・取引先からの受領連絡」列を追加
10担当者退職時に発注リストの使い方が引き継げない属人化「発注リスト運用マニュアル」を別途作成し社内共有

9. 発注リスト運用のマニュアル化(属人化防止)

発注管理は会社のキャッシュフロー・仕入れコスト・取引先関係に直結する重要業務です。担当者が1人しか使い方を知らない状態(属人化)は、退職・異動・病欠で業務が停止するリスクを招きます。 中小企業庁 業務改善ガイド でも業務標準化の重要性が強調されており、発注リストの運用手順をマニュアル化することを強く推奨します。

  • マニュアルに記載すべき内容: ①テンプレートのダウンロード先・保存場所 ②各列の入力ルール(特に取引先コードの採番ルール) ③ステータス更新のタイミングと頻度 ④月次アーカイブの手順 ⑤購買管理SaaS連携の手順(SaaS移行後)
  • マニュアルの更新ルール: 発注フローを変更した際は1週間以内にマニュアルを更新し、バージョン番号(v1.0→v1.1等)で管理する

発注業務マニュアルを同時に整備する

発注リストの運用手順は業務マニュアルとして整備しておくと、担当者変更時の引き継ぎがスムーズになります。業務マニュアルテンプレート(Word/PowerPoint/Googleドキュメント対応)を無料で利用できます。

業務マニュアルテンプレートを見る →

10. 関連テンプレート

発注リストと発注書は何が違いますか?
発注書は1取引ごとに発行する「法的証拠能力を持つ個別書類」、発注リストは複数取引先・複数発注を横断管理する「内部管理ツール」です。下請法上の義務は発注書(3条書面)にあり、発注リスト自体に法的な発行義務はありません。実務では「発注リストで全体を俯瞰しながら、各取引先には発注書を個別発行する」二層構造が一般的です。発注リストを使うことで納期超過・予算超過の予兆を早期に発見できます。
発注リストのステータス管理はどのように使いますか?
「発注済み・納品待ち・納品完了・請求書受領・支払い済み」の5段階で管理します。本テンプレートにはドロップダウンでステータスを選択できる列と、各ステータスに対応した背景色(条件付き書式)を設定しています。特に「納品待ち」「請求書受領」のステータスを長期間放置しないよう、週1回のリスト棚卸を推奨します。「支払い済み」に変えた行は年度末にアーカイブシートへ移動すると、メインリストが肥大化しません。
ピボットテーブルを使って集計するにはどうすればよいですか?
「挿入」タブ→「ピボットテーブル」で発注リストを集計できます。「行」に取引先名・「列」に月・「値」に発注金額(合計)を設定すると、取引先別の月次発注金額を一目で確認できます。カテゴリ別(消耗品・外注費・設備投資等)にも集計可能です。本テンプレートのピボット集計シートには代表的な集計パターンがあらかじめ設定されており、発注リストシートに入力するだけで自動更新されます。
関数が壊れたり更新されなくなったりした場合はどうすればよいですか?
①Excelの「数式」タブ→「今すぐ計算」(F9キー)で手動更新できます。②自動計算が無効になっている場合は「ファイル」→「オプション」→「数式」→「計算方法の設定」を「自動」に変更します。③関数を誤って削除した場合は再ダウンロードで元の状態に戻せます。再発を防ぐには「ホーム」タブ→「書式」→「シートの保護」で数式セルを編集不可にすることをお勧めします。
月に何件以上の発注があれば購買管理SaaSを使ったほうがよいですか?
月50件以上の発注、または取引先が10社以上になったら購買管理SaaSへの移行を検討するタイミングです。それ以下であればExcelの発注リストで十分管理できます。SaaS化の主なメリットは①発注書の自動発行・電子送付、②入金消し込みの自動化、③在庫連動発注(閾値を下回ったら自動発注)、④電子帳簿保存法の自動対応の4点です。楽楽B2B・BtoBプラットフォーム受発注・MONOiSTなどが代表的なサービスです。
発注リストと関連書類の保存期間はどのくらいですか?
法人税法上は7年間(欠損金がある事業年度は10年間)の保存義務があります。個人事業主は所得税法上5年間(消費税法上は7年間)。により、電子データで授受した発注書・請求書は2024年1月以降、電子データのまま保存することが原則義務となっています。Excel形式での保存は、取引日・取引先・金額の3項目で検索可能な状態を維持することで電帳法に対応できます。
下請法対応で発注リストに含めるべき項目は何ですか?
が定める3条書面(発注書面)には必須12項目の記載が必要ですが、発注リスト自体への記載義務はありません。発注リストは内部管理ツールなので「発注番号・取引先・金額・納期・ステータス・3条書面の発行有無」を記録しておくと、下請法対応の監査対応に役立ちます。下請法の対象となる取引(資本金1,000万円超の法人が個人事業主や中小企業に外注等)では、発注書面を必ず発行・交付する義務があります。
インボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応は発注リストで何をすればよいですか?
取引先マスタに「インボイス登録番号(T+13桁)」「課税区分(課税事業者/免税事業者)」「仕入税額控除可否」の3列を追加することを推奨します。では、仕入税額控除を受けるためには適格請求書の保存が必要です。免税事業者からの仕入れは経過措置として2026年9月末まで80%・2029年9月末まで50%の控除が認められています。発注リストで取引先のインボイス登録番号を管理しておくと、受領した請求書との照合がスムーズになります。
Excel発注リストのよくあるミスと対策を教えてください。
①関数の誤削除(対策: シート保護)②取引先名の表記ゆれ「株式会社/(株)」(対策: 取引先マスタ+VLOOKUP)③ステータス更新漏れ(対策: 条件付き書式で納品予定日超過を赤色ハイライト)④複数人編集の競合(対策: Google スプレッドシートまたは SharePoint 上で運用)⑤過去データの肥大化(対策: 年度別シート分割)の5点が定番です。月次で「ステータスが3週間以上更新されていない行」を目視確認するだけでも未処理案件の放置を防げます。

参考文献・出典

本ページの内容は以下の公的情報源に基づき作成しています(2026-05-29 確認時点)。