職場管理

建設業 作業月報テンプレート

建設業向け作業月報テンプレートを無料ダウンロード。現場1〜5の現場別月報(現場2〜5は白紙の書式)+全社統合月報、出面表と現場1の日別の突き合わせ、元請への報告サマリ(9項目)を同梱。安全/品質/進捗/原価/労務の5セクションに対応しています。

公開: 2026年5月7日 最終更新: 2026年10月13日 エクセルWord 会員登録不要・無料
2026年10月12日 時点の情報
国交省 建設業法・施工体制台帳
全て無料・会員登録不要・即ダウンロード
200種類のテンプレートを掲載中
2形式(エクセル/Word)でダウンロードできます
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ダウンロード後は念のため、お使いのセキュリティソフトでのご確認をおすすめします。

建設業 作業月報テンプレートのテンプレートプレビュー
建設業 作業月報テンプレート(エクセル / Word・会員登録不要・無料DL)
このページでわかること
  • 建設業向け作業月報テンプレートをエクセル/Wordで無料ダウンロードできる(現場1〜5の現場別月報・全社統合月報・出面表連動・元請報告サマリ・使い方の9シート)。Word版は運用マニュアルです。Googleスプレッドシートで編集したい場合は、ダウンロード後にGoogleドライブへアップロードして変換できます
  • 安全/品質/進捗/原価/労務の5セクション構成・出面表と現場1の日別の突き合わせ・元請への提出ルールがわかる
  • 建設業月報を効率化するSaaS(ANDPAD・ダンドリワーク・蔵衛門)の機能と料金がわかる

建設業の作業月報とは・一般企業の月報との違い

建設業の作業月報は、現場ごとの安全・品質・進捗・原価・労務を毎月まとめる報告書です。現場別(5現場分)と全社統合を1冊にまとめたエクセルと、運用マニュアルのWordを無料で配布しています。

建設業の作業月報は、一般企業の月報と異なり「元請への報告書」「自社の経営管理書類」の2つの役割を兼ねます。 国交省 建設業法・施工体制台帳 が定める施工体制台帳の作成義務(建設業法第24条の8。特定建設業者が、政令で定める金額以上の下請契約を結ぶ場合などに生じます)と食い違わないように月報を作ることが、元請への報告の信頼につながります。2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制が適用されたため( 労働基準法36条4項(限度時間)e-Gov法令検索 の月45時間・年360時間)、労務セクションの記録の重要性がさらに高まっています(国交省 建設業働き方改革 2026-05-29確認)。

建設業の作業月報と一般企業の月報の比較

比較項目建設業 作業月報一般企業 月報
主な提出先元請・自社経営層直属上長・経営層
法定との連動施工体制台帳・安全管理記録・36協定の内容と食い違わせない法定書類との直接連動は少ない
主なセクション安全/品質/工程/原価/労務の5セクションKPI・課題・翌月計画の3セクションが標準
複数現場の管理現場別月報+全社統合月報の2層構造が使いやすい部門・プロジェクト別の単層管理が多い
提出タイミング元請の指定日(月次締め・元請の検収に合わせる)翌月第1〜3営業日

建設業 作業月報の書き方

建設業 作業月報の5セクション構成

建設業の作業月報は、一般企業の月報と異なり、現場特有の5つのセクションで構成するのが標準です。それぞれのセクションに何を書くべきかを解説します。

セクション記載内容元請提出時の重要度記録の主な根拠
①安全管理安全教育実施回数・ヒヤリハット件数・災害発生件数・KY活動実施状況★★★(最重要)労働安全衛生法・安全教育記録
②品質管理品質検査結果・不具合発生件数・是正措置・材料管理状況★★★品質管理計画書・検査記録
③工程管理(進捗)工程表との比較・完了率・遅延理由と対策・翌月の作業計画★★★施工計画書・工程表
④原価管理当月の実行予算消化額・累計消化率・原価差異・外注費実績★★(自社内部管理)実行予算書・発注書・請求書
⑤労務管理作業員出面数・延べ人工数・時間外労働実績・36協定対応状況★★★出面表・勤怠記録・36協定

①安全管理セクションの記載方法

安全管理は建設業月報の中で最も重要なセクションです。元請への提出時に最初に確認される項目です。特別教育を実施した場合は、 厚労省 労働安全衛生法 の委任を受けた労働安全衛生規則第38条により、受講者・科目等の記録を3年間保存する義務があります。この記録に対応した形式で記録します。

記載項目記入方法根拠・法令
KY活動実施回数月間実施回数・参加人数・主な議題(上位3件)労働安全衛生規則
雇入れ時等の教育の実施状況実施日・受講者数・教育内容労働安全衛生規則第35条(記録の保存義務の明文なし)
特別教育の実施状況実施日・受講者数・科目労働安全衛生規則第36条(対象業務)・第38条(記録を3年間保存)
職長教育の実施状況実施日・受講者数・教育内容労働安全衛生法第60条
ヒヤリハット件数発生件数・主な事象分類(転倒/落下/機械接触等)・再発防止策社内ヒヤリハット管理規程
安全パトロール元請パトロール実施日・指摘件数・是正状況・次回予定元請との契約条件による
労災発生状況件数・休業日数・発生原因・再発防止策・監督署への報告有無労働安全衛生法第100条

②品質管理セクションの記載方法

品質管理セクションは「工事の品質が設計通りに維持されているか」を示す重要な報告です。元請や発注者が品質検査結果に基づいて工事代金の支払いを判断することがあります。

  • 品質検査結果: 実施した検査種別(コンクリート強度試験・溶接検査・水圧試験等)・合否・不合格の場合は是正内容
  • 不具合・手直し状況: 発生件数・原因・是正完了状況・再発防止策
  • 材料管理: 規格外材料の使用有無・産地証明書の整備状況
  • 竣工検査に向けた準備状況: 完了検査予定日・現時点の未完了事項のリスト

③工程管理セクションの記載方法

工程管理セクションは「計画に対して実際の進捗がどうか」を明確に伝えます。遅延がある場合は原因と対策をセットで報告することが重要です。

項目記入内容記入例
全体工程の進捗率計画進捗率と実績進捗率を比較計画75% → 実績72%(-3ポイント)
当月完了工種今月完了した主な工種・作業内容基礎コンクリート打設完了・型枠解体完了
遅延の状況と原因遅延日数・原因(天候/資材納期/下請業者遅れ等)3日遅延・原因:連続降雨による作業中断
翌月の作業計画翌月の主要作業・目標完了率・重要マイルストーン鉄骨建方・床スラブ打設・目標進捗率85%

④原価管理セクションの記載方法(社内版のみ)

原価管理は自社の経営情報です。元請提出版には含めず、社内管理用の全社統合月報のみに記載します。

管理項目記入内容活用方法
当月の予算と実績当月予算・当月実績・差異・差異率(全社統合月報の入力欄)。累計消化額・予算残高は実行予算書で管理原価差異の早期検知・コスト超過の予防
原価差異予算と実績の差異・差異の原因分析見積精度の改善・翌工事の見積反映
外注費実績下請業者別の当月請求額・累計請求額・契約残高下請への支払い管理・追加発注の判断
労務費実績出面表連動シートの労務費合計(日当×出面)を、全社統合月報の当月実績の検討に使う労務費の予実管理・人員計画の見直し

⑤労務管理セクションの記載方法

2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制が適用されたため、労務管理セクションの重要性が大幅に増しています。国土交通省の 工期に関する基準 は、適正な工期設定を通じた長時間労働の是正と週休2日の確保を求めています。

記載項目記入内容法令上の根拠
延べ人工数現場シートの人工の合計(出面表連動シートの日別合計と突き合わせる)元請への報告・賃金台帳との突き合わせ
時間外労働実績全員分の月合計時間(現場シートの労務欄)。作業員別の管理は出面表テンプレートの時間外の列36協定・月45時間の限度時間(労働基準法第36条第4項)
休日実績(4週8休)作業のない日数(自動)・休日が2日以上あった週の数(入力)建設業働き方改革の週休2日制目標
36協定の遵守状況月45時間を超えた人数(入力)・対応策労働基準法・36協定
社会保険加入状況新規入場作業員の保険加入確認状況建設業法施行規則第14条の2

出面表からの自動集計の仕組み

出面表(日次の作業員出面記録)と月報の人工を日ごとに突き合わせることで、記録の食い違いに早く気づけます。本テンプレートは、出面表連動シートの日別の出面合計と、現場1シートの日別の人工を突き合わせる設計です(使っている関数は下の表のとおりで、VLOOKUP は使っていません)。現場2〜5と突き合わせるときは、シートをコピーして『現場1』を置換します(使い方シートに手順があります)。

出面表と月報の突き合わせ・集計の仕組み

記録する項目自動で出る数字使用する関数
職人別・日別の出面(出面表連動シート)日別の出面合計・出面合計×日当の労務費SUM
現場1シートの日別の人工出面合計との差・差のある日数N/ROUND/SUMPRODUCT/ISNUMBER
現場シートの日別の作業実績人工・作業日数・作業時間・災害件数・安全KY実施率・月末の進捗率SUM/COUNTIF/COUNTIFS/MAX
現場シートの月計と元請名全社統合月報の各列・元請別の人工合計と現場数IF/AVERAGE/SUMIFS/COUNTIFS

出面表の詳しい書き方・エクセルテンプレート・SaaSとの連携方法は出面表テンプレートページで詳しく解説しています。

元請への提出ルール

作業月報の元請への提出は、工事請負契約書や元請の社内規程に基づいています。元請指定のフォーマットがある場合は最優先で使用してください。

提出時のチェックリスト

  • 提出タイミング: 元請の指定日に合わせる(元請の指定日までに出せるよう、現場側の締め日を決めておく)
  • 書式: 元請指定のフォーマットがある場合は最優先。指定がない場合は本テンプレートを使用
  • 押印・署名: 施工管理技士や現場代理人の署名・会社印が必要な場合あり
  • 提出方法: 電子メール・電子納品・クラウドサービス共有のいずれか(元請の指示に従う)
  • 添付書類: 出面表・安全教育記録・品質検査報告書などの添付を求められる場合あり
  • 保存期間: 帳簿と添付書類(施工体制台帳のうち主任技術者・下請負人などを記載した部分を含む)は工事目的物の引渡しから5年間(発注者と締結した住宅を新築する建設工事は10年間)。施工体系図などの図書は引渡しから10年間(建設業法施行規則第28条)
  • 原価情報の取扱い: 元請提出版から原価管理セクションは必ず除外する

2形式の使い分け

形式用途含めるセクション提出先
現場別月報(元請提出用)元請への定期報告現場1〜5のシートと元請報告サマリ(原価は載せない)元請の現場担当・工事事務所
全社統合月報(自社内部用)自社の経営管理・複数現場の横断管理・社長への報告現場1〜5の月計+原価の入力欄+元請別の集計自社の経営者・管理部門

施工体制台帳との整合性確認

施工体制台帳は、特定建設業者が発注者から直接請け負った工事で、下請契約の請負代金の総額が政令で定める金額以上になるときに、建設業法第24条の8により作成して工事現場ごとに備え置く書類で、下請業者・作業員の情報を記録します(公共工事では、公共工事入札契約適正化法第15条により、下請契約を締結したときに作成します)。作業月報の労務セクションを施工体制台帳と整合させることで、両書類のメンテナンス工数を削減できます。 国交省 施工体制台帳 では台帳の記載事項・整備時期・保存期間が詳細に定められています。

整合させるべき項目施工体制台帳側作業月報側
下請業者名商号・代表者・許可番号作業月報の備考欄(下請の変更があった旨)
作業員氏名作業員名簿(氏名・生年月日)出面表連動シートの氏名・職種
社会保険加入状況健康保険・厚生年金・雇用保険の加入有無月報の備考欄
主任技術者選任された主任技術者の氏名・資格月報の現場所長欄(所長が主任技術者を兼ねる場合)

建設業の働き方改革(2024年4月適用)への対応

2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制が適用されました。国土交通省の 工期に関する基準 は、適正な工期設定と週休2日の確保を求めています。月報では以下の指標を追跡します。

働き方改革対応の月報追加項目

追加項目記録内容達成目標
週休2日制(4週8休)達成状況休日が2日以上あった週の数(現場シートの労務欄に入力)全4週で週休2日(4/4週)
時間外労働累計当月の時間外労働合計・年間累計原則 月45時間以内・年360時間以内(特別条項付きの36協定がある場合を除く)
有給休暇の取得日数当月の有給取得日数(現場シートの労務欄に入力)・年間の取得状況年10日以上の有給休暇が付与される労働者には、使用者が年5日を取得させる義務(労働基準法第39条第7項)
公共工事設計労務単価との乖離自社労務単価と国交省設計労務単価の比較設計労務単価以上の賃金支払い

日報→週報→月報の連動フロー

帳票記録頻度主な記載内容月報への活用
施工日報毎日当日の作業内容・出面・安全確認事項・品質記録出面表連動シートと現場シートの人工を突き合わせる
週次安全報告週1回KY活動実績・ヒヤリハット件数・安全教育実施状況月報の安全管理セクションに集約
週次工程報告週1回工程進捗・問題点・翌週計画月報の工程管理セクションに集約
作業月報月1回5セクション全体のまとめ・元請報告・経営管理元請提出・自社経営管理・評価面談

建設業の作業月報を効率化するSaaS

現場が3件以上になると、エクセルとPDFでの月報管理は限界を迎えます。建設業特化の現場管理SaaSは、月報・出面表・施工日報を一元管理します。

建設業SaaS 主要3サービス比較

サービス月報機能出面表連動安全管理機能料金目安
ANDPAD工程表・月報・報告書一元管理あり(出面管理機能)KY活動・ヒヤリハット記録要問い合わせ(中〜大規模向け)
ダンドリワーク工程管理・月報・出面表連動あり一部対応初期費用20万円〜・月額15,000円〜(公式の記載・税表記なし・公式確認日 2026-10-07)
蔵衛門写真管理・日報・月報一部対応写真による記録公式で確認

エクセル管理 vs SaaS管理のコスト比較

建設業の月報管理をエクセルで続けるべきか、SaaSに移行すべきかの判断基準を紹介します。

規模・状況推奨する選択理由
現場1〜2件・作業員10名以下本テンプレート(エクセル)SaaSの月額費用が工数削減効果を上回る
現場3〜5件・作業員10〜50名SaaS(ダンドリワーク・CONOC等)複数現場の同時管理・共有に限界が来る
現場6件以上・作業員50名以上建設業特化SaaS(ANDPAD等)現場管理・品質・安全・月報の総合管理が必要

関連サービス・SaaS比較

建設業の現場管理を効率化する関連サービスをまとめました。無料トライアルの有無は各社の公式サイトで確認してください。

関連テンプレート

作業月報は元請への提出義務がありますか?
提出が必要かどうかは、元請との契約や元請の指示によります。公共工事では、公共工事入札契約適正化法第15条第2項により、受注者は施工体制台帳の写しを発注者に提出します(施工体系図は、建設業法第24条の8第4項により工事現場の見やすい場所に掲げます)。作業月報の書式は各元請が定めるので、元請から指定のフォーマットがある場合はそちらを優先してください。
現場ごとに月報を分けるべきですか?
現場が2件以上ある場合は、現場別月報と全社統合月報の2段階で管理する方法があります。現場別月報は元請への提出用、全社統合月報は自社の経営管理用として使い分けます。本テンプレートは、現場1〜5の現場別フォームと全社統合フォームを1冊にまとめています。
エクセルで複数現場を管理するコツはありますか?
配布しているエクセルは『現場1』〜『現場5』『全社統合月報』『出面表連動』『元請報告サマリ』『使い方』の9シート構成で、全社統合月報が現場1〜5のシートから式で集計します。現場ごとの月報は、現場シートに作業実績を入れるだけで、月の集計(人工・災害件数・安全KY実施率など)が下に出ます。見本の入力があるのは現場1だけで、現場2〜5は白紙の同じ書式です。現場が6件以上になる場合は、このエクセルでは足りないので、SaaSへの移行(ANDPAD・ダンドリワーク等)を検討することをおすすめします。
建設業法で月報の書式は決まっていますか?
建設業法には月報の書式規定はありません。一方、施工体制台帳は、特定建設業者が発注者から直接請け負った工事で、下請契約の請負代金の総額が政令で定める金額以上になるときに、建設業法第24条の8により作成して工事現場ごとに備え置く義務があります(公共工事では、公共工事入札契約適正化法第15条により、金額の条件はなく、下請契約を締結したときに作成します)。月報の内容を施工体制台帳と食い違わせないようにすると、元請への報告と自社管理をそろえやすくなります。
安全管理記録はいつまで保存する必要がありますか?
労働安全衛生規則第38条が定める特別教育の記録は3年間の保存が義務付けられています。一方、作業主任者の選任(労働安全衛生法第14条・労働安全衛生規則第16条〜第18条)については、氏名等の周知義務はありますが、記録の作成・保存を義務づける規定は見当たりません。建設業法施行規則第28条が定める保存期間は、営業所に備える帳簿(建設業法第40条の3)と、これに添付する書類(施工体制台帳のうち、主任技術者・下請負人・下請の工事内容と工期などを記載した部分を含む)について、建設工事の目的物の引渡しをしたときから5年間です(発注者と締結した住宅を新築する建設工事に係るものは10年間)。施工体系図などの図書は、同条第2項により引渡しから10年間です。月報に安全管理記録を含める場合は、工事完了後も適切に保管してください。
施工体制台帳と作業月報はどう連携させますか?
施工体制台帳(建設業法第24条の8)は、特定建設業者が発注者から直接請け負った工事で、下請契約の総額が政令で定める金額以上になるときに作成する書類で、下請業者・作業員の情報を記録します(公共工事では、公共工事入札契約適正化法第15条により、下請契約を締結したときに作成します)。台帳に載せる作業員の事項(氏名・生年月日・職種・社会保険の加入等の状況ほか)は、建設業法施行規則第14条の2第1項に定められています。月報の出面記録(出面表連動シート)に作業員の氏名・職種を入れ、台帳を更新するたびに見比べる運用が考えられます。社会保険の加入状況は台帳側に記載されるので、月報では備考欄に補足する程度にします。
KY活動・安全教育の記録は月報のどこに入れますか?
月報の「①安全管理」セクションにKY活動実施回数・参加人数・主な議題を記録し、別添資料として安全教育記録(実施日・受講者名・教材)を添付するのが標準です。労働安全衛生規則第35条が定める雇入れ時等の安全衛生教育は実施が義務ですが、同条に記録の作成・保存を義務づける規定はありません。3年間の記録保存が義務付けられているのは特別教育の記録です(労働安全衛生規則第38条)。雇入れ時等の教育についても、実施記録を残しておくと監督署の調査対応等で実施の証明になるため、月報や別添資料での記録保管が実務上推奨されます。月報と教育記録は別書類ですが、月報で実施実績を概要報告することで元請への定期報告と社内管理が一元化できます。
原価管理セクションを元請に見せても大丈夫ですか?
原価管理は自社の経営管理用の情報なので、元請に出す報告からは外します。本テンプレートでは、原価の入力欄(当月予算・当月実績・差異)を『全社統合月報』(自社内部用)に置き、元請に出す『元請報告サマリ』(9項目)には原価の項目を入れていません。元請への報告は進捗・安全・品質・労務(人工・時間外)などに留め、実行予算・利益率は社内専用としてください。
週休2日制(4週8休)への対応はどう月報に反映しますか?
月報の労務セクションに、休日の実績(「休日が2日以上あった週の数」「作業のない日数」)を入れる方法があります。配布のエクセルは、現場シートの下に「休日が2日以上あった週の数」を入れる欄があり、「作業のない日数」は日別の人工から自動で出ます。元請から休日日数の報告を求められたときに、月報からそのまま転記できます。
建設業のデジタル化(BIM/CIM・ICT施工)に月報はどう対応しますか?
ICT施工(ドローン測量・3D設計)を実施した場合は、月報の備考欄や工程管理の記録に「ICT活用工程・活用測量面積・ICT建機稼働台数」を書き足しておくと、元請や発注者に実績を尋ねられたときに答えやすくなります。BIM/CIM対応の施工管理SaaS(SPIDERPLUS・ANDPAD等)を使っている場合は、そちらの記録と月報の数字をそろえておくと確認が楽になります。

参考文献・出典

本ページの内容は以下の公的情報源に基づき作成しています(2026-10-12 確認時点)。

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