
- 1〜12月を上旬・中旬・下旬に分けた36行の表(漢語調・口語調・結びの文)がそのまま使える
- 各語に、載せている資料を M・L・N の記号で付けています(資料は下の「出典」)
- 頭語と結語は日本郵便の表の7区分すべて、二十四節気は国立天文台の暦要項で2026・2027年の日付を確認
- A4印刷用PDF・日付を入れると候補が出るExcel・拝啓から敬具まで書き込んだ縦書き/横書きWord便箋をダウンロードできる
※ 「〜の候」の月や旬の割り当ては、手紙の案内(文具メーカーや手紙の書き方のサイト)で使われている語を集めた目安です。辞書や官公庁が定めたものではありません。月の語は、下に書いた3つの資料のうち2つ以上が同じ月に載せているものだけを表に入れました。文例の文面はすべて自作です。
この表の使い方と、配布物の中身
- jikou_tsukibetsu_a4.pdf: 下の月別一覧(36行)をA4縦2枚(1〜6月・7〜12月)にした印刷用の表。机に置いて見ます。
- jikou_sentaku.xlsx: 送る日・相手(ビジネスか個人か)・丁寧さ(改まる・一般・略式)を選ぶと、旬を判定して、漢語調の候補・口語調・結び・頭語と結語を出します。シートは「選ぶ」「月旬表」「頭語と結語」「二十四節気」「使い方」の5枚です。
- jikou_binsen_tate_a4.docx・jikou_binsen_yoko_a4.docx: 拝啓から敬具まで書き込んだ便箋(縦書き・横書き)。1枚目は頭語・時候・安否・結び・結語の文を入れた例(11月下旬の取引先宛)、2枚目は自分の文を打ち込む版です。罫線は9mm間隔です。Wordを開かずに印刷する人向けに、同じ内容のPDF(jikou_binsen_tate_a4.pdf・jikou_binsen_yoko_a4.pdf)もあります。
罫線だけの白紙便箋は、このページには入れていません。Word は文字を打ち替えて使います。選択式の入力欄(ドロップダウン)は付けていません。
送る日から選ぶ(10月・11月・12月から並べています)
手紙を書く日の「日」で旬を決め、下の月別一覧で同じ月・同じ旬の行を探します。1〜10日が上旬、11〜20日が中旬、21日から月末までが下旬です。境目の前後の日は、隣の旬の語を使っても構いません。
2026年10月から12月の節気は、寒露 10月8日・霜降 10月23日・立冬 11月7日・小雪 11月22日・大雪 12月7日・冬至 12月22日です(国立天文台)。節気の名前を使う語は、その日から使い始める目安です。
月へ移動: 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月
時候の挨拶 月別一覧(上旬・中旬・下旬)
語のあとの記号は、その月に語を載せている資料です。M はミドリ、L は手紙の書き方大事典、N は年賀状・暑中見舞いドットコム。どれも2つ以上に載っている語だけを入れました。口語調と結びの文は、このページの作成者が書いた文です。
10月
この月の二十四節気: 寒露 2026年10月8日・2027年10月8日/霜降 2026年10月23日・2027年10月24日
| 旬 | 漢語調(〜の候) | 口語調の書き出し/結びの文 |
|---|---|---|
| 10月上旬 | 秋晴の候(M L N) 秋冷の候(M L) | 空が高く澄んでまいりました 結び: 秋も深まります。お体を大切にお過ごしください |
| 10月中旬 | 秋晴の候(M L N) 秋麗の候(L N) 清秋の候(M L) | 澄んだ空気に秋の深まりを感じます 結び: 朝晩の冷え込みにご注意ください |
| 10月下旬 | 紅葉の候(L N) 初霜の候(L N) 清秋の候(M L) | 木々が色づくころとなりました 結び: 日ごとに寒くなります。どうぞご自愛ください |
11月
この月の二十四節気: 立冬 2026年11月7日・2027年11月8日/小雪 2026年11月22日・2027年11月22日
| 旬 | 漢語調(〜の候) | 口語調の書き出し/結びの文 |
|---|---|---|
| 11月上旬 | 晩秋の候(M L N) 向寒の候(M L N) 残菊の候(M L) | 朝晩の冷え込みが増してまいりました 結び: 冷え込む折、お体を大切にお過ごしください |
| 11月中旬 | 晩秋の候(M L N) 暮秋の候(L N) 落葉の候(L N) | 落ち葉が舞うころとなりました 結び: 寒さに向かう折、ご自愛ください |
| 11月下旬 | 晩秋の候(M L N) 深秋の候(L N) 初霜の候(M L) | 冬の足音が聞こえてまいりました 結び: 年の瀬が近づきます。どうぞご自愛ください |
12月
この月の二十四節気: 大雪 2026年12月7日・2027年12月7日/冬至 2026年12月22日・2027年12月22日
| 旬 | 漢語調(〜の候) | 口語調の書き出し/結びの文 |
|---|---|---|
| 12月上旬 | 初冬の候(L N) 師走の候(M L N) 寒冷の候(M L N) | 街に年の瀬の気配が漂うころとなりました 結び: 何かとお忙しい時期です。お体を大切にお過ごしください |
| 12月中旬 | 師走の候(M L N) 歳末の候(M L) 寒冷の候(M L N) | 今年も残りわずかとなりました 結び: 寒さと忙しさの折、どうぞご自愛ください |
| 12月下旬 | 歳末の候(M L) 歳晩の候(L N) 寒冷の候(M L N) | 慌ただしい年の瀬となりました 結び: どうぞよいお年をお迎えください |
1月
この月の二十四節気: 小寒 2026年1月5日・2027年1月5日/大寒 2026年1月20日・2027年1月20日
| 旬 | 漢語調(〜の候) | 口語調の書き出し/結びの文 |
|---|---|---|
| 1月上旬 | 新春の候(M L N) 初春の候(M L N) | 新しい年が明け、気持ちも改まるころとなりました 結び: 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。寒さの折、ご自愛くださいませ |
| 1月中旬 | 厳寒の候(M L N) 寒冷の候(L N) | 寒さが身にしみる日が続いております 結び: 厳しい寒さが続きますので、どうぞお体を大切にお過ごしください |
| 1月下旬 | 大寒の候(M L)〈2026年は1月20日から・2027年は1月20日から〉 厳冬の候(M L N) 厳寒の候(M L N) | 一年でいちばん寒い時期を迎えました 結び: 寒さ厳しき折、ご自愛のほどお祈り申し上げます |
2月
この月の二十四節気: 立春 2026年2月4日・2027年2月4日/雨水 2026年2月19日・2027年2月19日
| 旬 | 漢語調(〜の候) | 口語調の書き出し/結びの文 |
|---|---|---|
| 2月上旬 | 立春の候(M L N)〈2026年は2月4日から・2027年は2月4日から〉 余寒の候(M L N) | 暦の上では春を迎えましたが、まだ寒い日が続きます 結び: 余寒厳しき折、お体にお気をつけください |
| 2月中旬 | 余寒の候(M L N) 春寒の候(M L N) 梅花の候(M L) | 梅のつぼみがふくらむころとなりました 結び: 寒さがぶり返す時期ですので、どうぞご自愛ください |
| 2月下旬 | 向春の候(M L) 春寒の候(M L N) 晩冬の候(M L) | 日が少しずつ長くなってまいりました 結び: 春の訪れが待たれます。お体を大切になさってください |
3月
この月の二十四節気: 啓蟄 2026年3月5日・2027年3月6日/春分 2026年3月20日・2027年3月21日
| 旬 | 漢語調(〜の候) | 口語調の書き出し/結びの文 |
|---|---|---|
| 3月上旬 | 早春の候(M L N) 浅春の候(L N) 春暖の候(M L N) | 日ざしに春のやわらかさが感じられます 結び: 朝晩はまだ冷えます。お体を大切になさってください |
| 3月中旬 | 早春の候(M L N) 春暖の候(M L N) | 春らしい日が増えてまいりました 結び: 季節の変わり目です。どうぞご自愛ください |
| 3月下旬 | 春分の候(M L)〈2026年は3月20日から・2027年は3月21日から〉 春暖の候(M L N) 早春の候(M L N) | 暖かな日が続き、春の深まりを感じます 結び: 新年度に向けお忙しい時期と存じます。お体にお気をつけください |
4月
この月の二十四節気: 清明 2026年4月5日・2027年4月5日/穀雨 2026年4月20日・2027年4月20日
| 旬 | 漢語調(〜の候) | 口語調の書き出し/結びの文 |
|---|---|---|
| 4月上旬 | 春暖の候(M L) 桜花の候(L N) 桜花爛漫の候(M L) | 花の便りが届くころとなりました 結び: 春とはいえ寒暖差があります。ご自愛ください |
| 4月中旬 | 陽春の候(L N) 春暖の候(M L) | 春の陽気に心がはずむころとなりました 結び: 新生活の疲れが出る時期です。どうぞご自愛ください |
| 4月下旬 | 麗春の候(M L) 暮春の候(L N) | 若葉の色が日ごとに濃くなってまいりました 結び: 連休を前にお忙しいことと存じます。ご自愛ください |
5月
この月の二十四節気: 立夏 2026年5月5日・2027年5月6日/小満 2026年5月21日・2027年5月21日
| 旬 | 漢語調(〜の候) | 口語調の書き出し/結びの文 |
|---|---|---|
| 5月上旬 | 立夏の候(M L N)〈2026年は5月5日から・2027年は5月6日から〉 新緑の候(M L N) 薫風の候(M L N) | さわやかな風が若葉をゆらす季節となりました 結び: 連休明けは疲れが出ます。お体を大切になさってください |
| 5月中旬 | 新緑の候(M L N) 薫風の候(M L N) 藤花の候(M L) | 新緑がまぶしい季節を迎えました 結び: 気候のよい時期ですが、どうぞご自愛ください |
| 5月下旬 | 若葉の候(L N) 新緑の候(M L N) 薫風の候(M L N) | 木々の緑が深まり、日ざしに力を感じるようになりました 結び: 急に暑い日もあります。お体にお気をつけください |
6月
この月の二十四節気: 芒種 2026年6月6日・2027年6月6日/夏至 2026年6月21日・2027年6月21日
| 旬 | 漢語調(〜の候) | 口語調の書き出し/結びの文 |
|---|---|---|
| 6月上旬 | 初夏の候(M L N) 向暑の候(M L N) 麦秋の候(M L N) | 夏の気配が日ごとに濃くなってまいりました 結び: 梅雨入りを前に、お体を大切にお過ごしください |
| 6月中旬 | 入梅の候(M L) 梅雨の候(L N) 長雨の候(M L) | 雨の日が続くころとなりました 結び: うっとうしい日が続きます。どうぞご自愛ください |
| 6月下旬 | 梅雨の候(L N) 向暑の候(M L N) 薄暑の候(L N) | 梅雨の晴れ間に夏の近さを感じます 結び: 蒸し暑さが増します。お体にお気をつけください |
7月
この月の二十四節気: 小暑 2026年7月7日・2027年7月7日/大暑 2026年7月23日・2027年7月23日
| 旬 | 漢語調(〜の候) | 口語調の書き出し/結びの文 |
|---|---|---|
| 7月上旬 | 盛夏の候(M L N) 仲夏の候(M L) | 梅雨明けが待たれるころとなりました 結び: 暑さに向かう折、どうぞご自愛ください |
| 7月中旬 | 盛夏の候(M L N) 猛暑の候(L N) 炎暑の候(L N) | 暑さが本格的になってまいりました 結び: 暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください |
| 7月下旬 | 大暑の候(L N)〈2026年は7月23日から・2027年は7月23日から〉 酷暑の候(M L N) 盛夏の候(M L N) | 厳しい暑さが続いております 結び: 暑さの折、熱中症にお気をつけてお過ごしください |
8月
この月の二十四節気: 立秋 2026年8月7日・2027年8月8日/処暑 2026年8月23日・2027年8月23日
| 旬 | 漢語調(〜の候) | 口語調の書き出し/結びの文 |
|---|---|---|
| 8月上旬 | 晩夏の候(M L N) 立秋の候(L N)〈2026年は8月7日から・2027年は8月8日から〉 | 暑さの中にも、夜風にわずかな涼しさを感じる日があります 結び: 暑さ厳しき折、お体を大切にお過ごしください |
| 8月中旬 | 残暑の候(L N) 晩夏の候(M L N) 立秋の候(L N)〈2026年は8月7日から・2027年は8月8日から〉 | 立秋を過ぎても暑い日が続いております 結び: 残暑厳しき折、どうぞご自愛ください |
| 8月下旬 | 晩夏の候(M L N) 残暑の候(L N) 新涼の候(M L N) | 朝夕に秋の気配が感じられるようになりました 結び: 夏の疲れが出る時期です。ご自愛ください |
9月
この月の二十四節気: 白露 2026年9月7日・2027年9月8日/秋分 2026年9月23日・2027年9月23日
| 旬 | 漢語調(〜の候) | 口語調の書き出し/結びの文 |
|---|---|---|
| 9月上旬 | 白露の候(M L N)〈2026年は9月7日から・2027年は9月8日から〉 初秋の候(M L N) 新涼の候(L N) | 朝夕しのぎやすくなってまいりました 結び: 残暑が残ります。お体にお気をつけください |
| 9月中旬 | 初秋の候(M L N) 爽秋の候(M L) 新秋の候(L N) | 秋風が心地よい季節となりました 結び: 季節の変わり目です。どうぞご自愛ください |
| 9月下旬 | 秋冷の候(L N) 清涼の候(M L) 爽秋の候(M L) | 日が暮れるのが早くなりました 結び: 朝晩は冷えます。お体を大切になさってください |
12月上旬・中旬と1月上旬の文例は、年末の挨拶と年始の挨拶のページが正本です。
表に入れなかった語
次の語は、載せている資料が月で割れているか、2つの資料に載っていないため、表に入れていません。
- 仲秋の候: 手紙の書き方大事典は9月と10月の両方、年賀状・暑中見舞いドットコムは9月、ミドリは10月に載せています。資料で月が割れるので、10月の表には入れていません。10月は「秋晴」「秋冷」「清秋」を使えます。
- 霜降の候: 3つの資料の月別の語に載っていません。節気としての霜降は、2026年が10月23日、2027年が10月24日から始まり、立冬の前日までです(国立天文台)。
- 錦秋の候: 手紙の書き方大事典だけが10月に載せていて、ほかの2つには載っていません。
- 酷暑の候(8月): 3つの資料とも、7月の語としてだけ載せています(ミドリは使用時期を「7月下旬〜8月上旬」としています)。
- 薄暑・向暑・初夏の候(5月下旬): 5月に載せているのは、薄暑がミドリだけ、向暑と初夏が手紙の書き方大事典だけです。6月の表に入れています。
- 七夕・霜寒・小夏・春爛漫の候: どの月でも、2つ以上の資料が同じ月に載せていないため、入れていません。
漢語調と口語調の使い分け
漢語調は「晩秋の候」のように「〜の候」で書く形で、取引先や改まった手紙に使われます。口語調は「朝晩の冷え込みが増してまいりました」のように、ふだんの言葉で季節を書く形で、個人宛の手紙に向きます。
日本郵便は、前文の三大要素を「時候の挨拶、相手の近況(安否)を尋ねる、自分の近況(安否)を知らせる」とし、「場合に応じて全部揃っていなくても構いません」と説明しています。頭語に「前略」「冠省」のような急ぎを示す語を使うときは、「前文は省いた方がいい」ともあります(日本郵便「手紙の基本形式」)。
季節の語を入れたくないとき、どの月か迷うときは、次の形があります。
季節を問わない前文(企業向け)
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
季節を問わない前文(個人向け)
時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
二十四節気で選ぶ(2026年・2027年)
国立天文台の暦要項で確認した、二十四節気の中央標準時の日付です(時刻は省いています)。節気の日付は年によって1日動くことがあり、立秋・白露・霜降・立冬などは2026年と2027年で違います。2028年以降は、暦要項が出てから足します(暦要項は前の年の2月に発表されています)。
| 節気 | 2026年(令和8年) | 2027年(令和9年) |
|---|---|---|
| 小寒 | 1月5日 | 1月5日 |
| 大寒 | 1月20日 | 1月20日 |
| 立春 | 2月4日 | 2月4日 |
| 雨水 | 2月19日 | 2月19日 |
| 啓蟄 | 3月5日 | 3月6日 |
| 春分 | 3月20日 | 3月21日 |
| 清明 | 4月5日 | 4月5日 |
| 穀雨 | 4月20日 | 4月20日 |
| 立夏 | 5月5日 | 5月6日 |
| 小満 | 5月21日 | 5月21日 |
| 芒種 | 6月6日 | 6月6日 |
| 夏至 | 6月21日 | 6月21日 |
| 小暑 | 7月7日 | 7月7日 |
| 大暑 | 7月23日 | 7月23日 |
| 立秋 | 8月7日 | 8月8日 |
| 処暑 | 8月23日 | 8月23日 |
| 白露 | 9月7日 | 9月8日 |
| 秋分 | 9月23日 | 9月23日 |
| 寒露 | 10月8日 | 10月8日 |
| 霜降 | 10月23日 | 10月24日 |
| 立冬 | 11月7日 | 11月8日 |
| 小雪 | 11月22日 | 11月22日 |
| 大雪 | 12月7日 | 12月7日 |
| 冬至 | 12月22日 | 12月22日 |
色をつけた行は、2026年と2027年で日付が違う節気です。雑節は、入梅が2026年・2027年とも6月11日です。6月中旬の「入梅の候」は、この日を使い始めの目安にしています。
手紙の書き出し(前文)の組み立て
頭語、時候、相手の安否、感謝の順に並べ、「さて」で用件に入ります。次の例は、そのまま貼って使えます。差出人名は入れていません。
取引先・11月下旬(改まった・横書き)
拝啓 晩秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
取引先・12月中旬
拝啓 師走の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。
本年も格別のご高配を賜り、深く感謝申し上げます。
取引先・1月上旬
拝啓 新春の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
旧年中はひとかたならぬご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
個人・口語調・10月
朝晩の冷え込みが増してまいりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
個人・口語調・梅雨
雨の日が続いておりますが、ご家族の皆様はお元気でお過ごしのことと存じます。
返信(拝復)・時候を入れない形
拝復 お手紙ありがとうございました。
ご丁寧なお便りをいただき、心よりお礼申し上げます。
略式(前略)・前文を省く
前略 急ぎご連絡いたします。
手紙の結び(末文)の組み立て
結びは、相手の健康を祈る一文と、今後のお願いや返事を求める一文で作ります。月ごとの健康を祈る結びは、上の月別一覧の「結び」の列にあります。時期の違う結びを並べると次のとおりです。
| 旬 | 結びの文 |
|---|---|
| 10月上旬 | 秋も深まります。お体を大切にお過ごしください |
| 10月下旬 | 日ごとに寒くなります。どうぞご自愛ください |
| 11月上旬 | 冷え込む折、お体を大切にお過ごしください |
| 11月下旬 | 年の瀬が近づきます。どうぞご自愛ください |
| 12月上旬 | 何かとお忙しい時期です。お体を大切にお過ごしください |
| 12月下旬 | どうぞよいお年をお迎えください |
| 1月上旬 | 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。寒さの折、ご自愛くださいませ |
| 1月下旬 | 寒さ厳しき折、ご自愛のほどお祈り申し上げます |
| 2月上旬 | 余寒厳しき折、お体にお気をつけください |
| 2月下旬 | 春の訪れが待たれます。お体を大切になさってください |
| 3月上旬 | 朝晩はまだ冷えます。お体を大切になさってください |
| 3月下旬 | 新年度に向けお忙しい時期と存じます。お体にお気をつけください |
| 4月上旬 | 春とはいえ寒暖差があります。ご自愛ください |
| 4月下旬 | 連休を前にお忙しいことと存じます。ご自愛ください |
| 5月上旬 | 連休明けは疲れが出ます。お体を大切になさってください |
| 5月下旬 | 急に暑い日もあります。お体にお気をつけください |
| 6月上旬 | 梅雨入りを前に、お体を大切にお過ごしください |
| 6月下旬 | 蒸し暑さが増します。お体にお気をつけください |
| 7月上旬 | 暑さに向かう折、どうぞご自愛ください |
| 7月下旬 | 暑さの折、熱中症にお気をつけてお過ごしください |
| 8月上旬 | 暑さ厳しき折、お体を大切にお過ごしください |
| 8月下旬 | 夏の疲れが出る時期です。ご自愛ください |
| 9月上旬 | 残暑が残ります。お体にお気をつけください |
| 9月下旬 | 朝晩は冷えます。お体を大切になさってください |
結語まで入れた完成形の例です。
取引先(拝啓―敬具・12月中旬)
寒さと忙しさの折、どうぞご自愛くださいませ。
来年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。 敬具
個人(口語調・結語なし)
寒さが増してまいりますので、どうぞお体を大切にお過ごしください。
また会える日を楽しみにしております。
ビジネス・改まった(謹啓―謹白)
末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。 謹白
返信(拝復―敬具)
まずは取り急ぎ、お礼とご返事まで申し上げます。 敬具
「ご自愛ください」の使い方
デジタル大辞泉は「自愛」を「自分を大切にすること。自分の健康状態に気をつけること」と説明しています(コトバンク・2026-10-06確認)。相手の健康を気づかう結びに使う言葉です。
- 「自愛」に「自分の健康に気をつける」意味が入っているため、「お体ご自愛ください」と書くと「体」が重なります。このページの結びは、「ご自愛ください」か「お体を大切に」のどちらかにしています。
- 「ご自愛ください」は依頼の形です。改まった相手には「ご自愛くださいませ」「ご自愛のほどお祈り申し上げます」と結ぶ形もあります。
- 季節ごとの結びは、月別一覧の「結び」の列です。
頭語と結語の組み合わせ(日本郵便の表の7区分すべて)
日本郵便「頭語と結語」の表を、区分ごと写しています。頭語に対応する結語を使います。
| 区分 | 頭語 | 結語 |
|---|---|---|
| 一般的 | 拝啓・拝呈・啓上・一筆申し上げます | 敬具・敬白・拝具 |
| 改まった手紙 | 謹啓・恭啓・粛啓・謹白・謹呈・謹んで申し上げます | 敬具・謹言・謹白・頓首・敬白 |
| 緊急の手紙 | 急啓・急呈・急白・とり急ぎ申し上げます | 早々・敬具・拝具・草々・不一 |
| 初めての手紙 | 初めてお手紙を差し上げます・突然お手紙を差し上げる無礼をお許し下さい | 敬具・敬白・謹言・頓首 |
| 返信 | 拝復・復啓・謹復・お手紙ありがとうございました・御状(貴簡、ご書状、お手紙)拝見(拝読)いたしました | 敬具・敬白・拝具・拝答 |
| 再信 | 再啓・追啓・再呈・重ねて申し上げます | 敬具・敬白・拝具・再拝 |
| 略式 | 前略・冠省・略啓・前文失礼いたします・前文お許し下さい | 草々・早々・不一・不尽・不備・かしこ |
日本郵便の表では「謹白」「謹呈」も改まった手紙の頭語の欄にありますが、謹白は結語として使うのが一般的です。迷うときは謹啓と謹白の組を使ってください。
前略・冠省など急ぎを示す頭語を使うときは、時候の挨拶を書きません。寒中見舞いのように、頭語・結語を使わない挨拶状は寒中見舞いの文例にあります。送付状に添える拝啓―敬具は送付状のページにあります。
時候の挨拶が地域・気候で変わるところ
次は、作成者が置いた目安で、出典はありません。
- 梅雨の入りと明けは、年と地方で違います。送り先の梅雨に合わない時期は、6月は「初夏」「向暑」、7月上旬は「梅雨明けが待たれるころ」のような言い方にできます。
- 桜花・紅葉・初霜は、地域で見ごろが違います。送り先の季節が違うと感じたら、「春暖」「晩秋」のような地域に左右されにくい語にします。
- 節気の日付は年で1日前後動きます。旬の境目(10日・20日)も目安です。
よくある質問
時候の挨拶は、手紙に入れるものと決まっていますか?
メールでも時候の挨拶を書きますか?
上旬・中旬・下旬はいつで区切りますか?
二十四節気の日に合わせて、語を切り替えますか?
梅雨のない地域には、どの語を使えばよいですか?
「ご自愛ください」は、目上の人に使えますか?
拝啓と敬具は、何が違いますか?
拝啓を書かずに、敬具だけ書いてもよいですか?
12月に「師走の候」はいつから使えますか?
7月上旬に「盛夏」は早いですか?
関連テンプレート
- お礼状テンプレート お礼状50文例(時候を入れた書き方も)
- お歳暮・お中元のお礼状 お歳暮・お中元のお礼状の文例
- 年末の挨拶 年末の挨拶とメール・休業のお知らせ
- 年始の挨拶 年始の挨拶と営業開始のお知らせ
- 寒中見舞い 頭語・結語を使わない挨拶状
- 送付状 書類に添える送付状(拝啓〜敬具)
- 封筒の書き方 手紙を封書で送るときの封筒の書き方
- ビジネスメールの書き方 メールで送るとき(時候を省く場面)
- カレンダー 送る日の曜日・祝日を確かめる
参考文献・出典
本ページの内容は以下の情報源に基づき作成しています(2026-10-06 確認時点)。
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