
- 宗教別の文例7例(全文)と、送るのが遅れたときの差し込み文を、そのままコピーして使える
- 縦書きと横書きのWord、縦書きの印刷用PDF、記入例PDF(完成形3通)を無料でダウンロードできる(会員登録不要)
- 句読点・半角空白・忌み言葉は、文例に入っていないことを検査してある
※ 文例は当サイトの自作で、監修者はいません。人名・日付はすべて架空です。作法の記述は、全葬連・本願寺・互助協会・百貨店・葬儀社・郵便局のページで確認した内容で、出典は各所に書いています(2026-10-06 確認)。宗派や地域で言い方が違うので、そのまま出せるとは限りません。所属の寺院・教会・神社に確かめてください。
配布ファイルの使い分けと、印刷の手順
ダウンロードの欄にあるファイルは、次の使い分けです。縦書きの日付・数字は漢数字で入れてあります。
| ファイル | 中身 | 使い方 |
|---|---|---|
| 縦書きのWord・PDF(A4) | 文例7例と差し込み文を、1ページ1通で8ページ | 使う宗教のページの名前・日付・法名を打ち替えて印刷。Wordの「例N…」の見出し行は、印刷前に削除します(PDFには付いていません) |
| 横書きのWord(A4) | 同じ文例(本文は縦書き版と同一) | 横書きで出したいとき、文面をコピーして別の様式に貼るとき |
| 記入例PDF | 仏式・浄土真宗・カトリックの完成形3通と、書き方のメモ | 見本として見る。人名・日付は架空 |
- 宗教に合う文例を選ぶ。下の表から選びます。迷うときは、所属の寺院・教会・神社か、葬儀社に確かめます。
- 縦書きのWordを開き、そのページの文面を打ち替える。名前・日付・法名(浄土真宗)・喪主の名前を、ご自分のものに替えます。縦書きの数字は漢数字です。
- 句読点を足さない。区切りは全角の空白です。
- 印刷する。プレビューで、1通が1ページに収まっているかを確かめます。墨の色は黒にしてあります(理由は下)。
通販の「挨拶状つき」の商品を探して来た方へ。このページの配布物は、自分で印刷して添えるためのものです。印刷を頼む場合は、葬儀社や百貨店、通販の挨拶状の印刷サービスが別にあります。
宗教・場面から文例を探す
| 文例 | 場面 | 文例の「本日」にあたる日 |
|---|---|---|
| 例1 仏式(佐藤家) | 仏式(浄土真宗以外)・四十九日の法要を済ませたとき | 四十九日の法要 |
| 例2 浄土真宗(中村家) | 浄土真宗・満中陰の法要を営んだとき | 満中陰の法要 |
| 例3 神式(小林家) | 神式・五十日祭を済ませたとき | 五十日祭 |
| 例4 カトリック(高橋家) | カトリック・三十日目の追悼ミサを済ませたとき | 三十日目の追悼ミサ |
| 例5 プロテスタント(伊藤家) | プロテスタント・召天一か月の記念式を済ませたとき | 召天一か月の記念式 |
| 例6 即日返し(渡辺家) | 即日返し(当日に品を渡す)に添える一筆 | 葬儀・法要の当日 |
| 例7 香典辞退(山口家) | 香典を辞退したが、お心遣いをいただいた方へのお礼状 | —(香典返しをしない) |
| 差し込み文 | 送る時期が遅れたときに差し込む一文 | — |
香典返しの挨拶状に書くことと、書き方の決まり
全葬連は、挨拶状に書くことを3点挙げています。
- 葬儀・告別式での弔問・会葬・弔辞・芳志に対しての感謝
- 忌明けの法要の報告
- 香典返しを送る場合は、供養のしるしとして品物を送った旨。香典を寄付するときは寄付先を記す。香典返しをしない場合は、その旨を伝える
書き方の決まりは、次のとおりです。
| 項目 | 内容 | 出典・扱い |
|---|---|---|
| 句読点 | 付けないのが慣例。区切りは空白にする | 全葬連。文例は全角の空白で区切っています |
| 墨の色 | 忌明け前は薄墨、忌明け後は黒 | 全葬連。香典返しは忌明け後に送るので、配布物は黒です。掛け紙を印刷する場合は黒で問題ない、と大丸松坂屋も書いています。公益社は「薄墨が良いという考え方と、四十九日を過ぎたら濃墨のほうが良いという2つの考え方」があり、地域によって決まっている場合もあるので、事前に詳しい人に確認するとよいと書いています |
| 筆記具 | 消えない筆記具で書く | 全葬連 |
| 品物に添えるとき | 一筆箋でよい | 全葬連(例6) |
| 避ける言葉 | この文例は、重ね言葉(重ね重ね・くれぐれも・ますます・いよいよ など)と、「また」「再び」「続いて」「追って」「次々」を使っていません | 弔事では不幸が重なることを連想させる言葉を避ける、という考え方に合わせた当サイトの方針です。出典は確認できていません |
| 宗教ごとの言葉 | 浄土真宗は「戒名」でなく「法名」。神式・キリスト教式では「供養」「成仏」「冥福」「法要」を使わない | 浄土真宗は本願寺のよくあるご質問(「浄土真宗では"戒名"という言い方はしません」)。ほかは当サイトの方針です |
文例(全文)
人名・日付は架空で、例ごとに家を分けています(故人と喪主が同じ名前になる例はありません)。〇〇のように空けてある所(浄土真宗の法名)と、名前・日付は、ご自分のものに替えてください。結語は、全葬連が引く仏式の文例に合わせて「敬白」で統一しています(結語の節)。ボタンで、文面をそのままコピーできます。
例1 仏式(佐藤家):仏式(浄土真宗以外)・四十九日の法要を済ませたとき
コピー用の文面: 例1 仏式(佐藤家)(手紙)
謹啓 先般 亡父 佐藤義男の葬儀に際しましては
ご多用のところ ご会葬を賜りましたうえ ご丁重なるご厚志を頂戴し
誠にありがたく厚く御礼申し上げます
おかげさまをもちまして 本日 四十九日の法要を滞りなく営みました
つきましては 供養のしるしとして心ばかりの品をお届けいたしました
ご受納くださいますようお願い申し上げます
まずは書中をもちまして 御礼のご挨拶を申し上げます
敬白
令和八年十二月二十日
喪主 佐藤 健一
親族一同
四十九日の法要を営んだ日に、忌明けの報告と品物を送った旨を書く形です。「供養のしるし」は、全葬連が仏式の挨拶状に書く事柄として挙げる言い方です。
例2 浄土真宗(中村家):浄土真宗・満中陰の法要を営んだとき
コピー用の文面: 例2 浄土真宗(中村家)(手紙)
謹啓 先般 亡父 中村正夫(法名【 】)の葬儀に際しましては
ご丁重なるご厚志を賜り 誠にありがたく厚く御礼申し上げます
本日 満中陰の法要を営みました
つきましては 心ばかりの品をお届けいたしました
ご受納くださいますようお願い申し上げます
略儀ながら書中をもちまして 御礼のご挨拶を申し上げます
敬白
令和八年十二月十八日
喪主 中村 和也
親族一同
本願寺(浄土真宗本願寺派)のよくあるご質問は、「浄土真宗では"戒名"という言い方はしません」として「法名」を使うと説明しています。そのため「戒名」は使わず、法名の欄は【 】で空けてあります。法名の頭の字の扱いは確かめていないので、寺院から授かった法名をそのまま書いてください。「供養」「冥福」「追善」「霊」も、この例では使いません(当サイトの方針です)。
例3 神式(小林家):神式・五十日祭を済ませたとき
コピー用の文面: 例3 神式(小林家)(手紙)
謹啓 先般 亡父 小林茂の葬儀に際しましては
ご弔詞とご厚志を賜り 誠にありがとうございました
本日 五十日祭を滞りなく相済ませました
つきましては 心ばかりの品をお届けいたしました
ご受納くださいますようお願い申し上げます
略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます
敬白
令和八年十二月二十一日
喪主 小林 誠
親族一同
全日本冠婚葬祭互助協会の神式のページに「五十日祭、百日祭、一年祭など」とあり、大丸松坂屋は神式の香典返しの時期を五十日祭から1か月以内としています。この例では「供養」「成仏」「冥福」「法要」「忌明け」を使いません。
例4 カトリック(高橋家):カトリック・三十日目の追悼ミサを済ませたとき
コピー用の文面: 例4 カトリック(高橋家)(手紙)
謹啓 先般 母 高橋花子の帰天に際しましては
ご多用のところ ご会葬を賜りましたうえ ご丁重なるご厚志を頂戴し
誠にありがとうございました
本日 三十日目の追悼ミサを滞りなく済ませました
つきましては 心ばかりの品をお届けいたしました
ご受納くださいますようお願い申し上げます
略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます
敬白
令和八年十一月二十七日
喪主 高橋 直樹
親族一同
亡くなることを、カトリックは「帰天」、プロテスタントは「召天」と言うとされます(Wikipedia「キリスト教における死」。二次資料です)。高島屋のページは、カトリックの記念日を「昇天記念日」と書いていて、資料で言い方が揺れます。所属の教会に確かめてください。この例では「供養」「成仏」「冥福」「法要」を使いません。
例5 プロテスタント(伊藤家):プロテスタント・召天一か月の記念式を済ませたとき
コピー用の文面: 例5 プロテスタント(伊藤家)(手紙)
謹啓 先般 母 伊藤和子の召天に際しましては
ご多用のところ ご会葬を賜りましたうえ ご丁重なるご厚志を頂戴し
誠にありがとうございました
本日 召天一か月の記念式を滞りなく済ませました
つきましては 心ばかりの品をお届けいたしました
ご受納くださいますようお願い申し上げます
略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます
敬白
令和八年十一月二十五日
喪主 伊藤 大輔
親族一同
キリスト教に香典返しの習慣は本来ありません(全葬連・郵便局のネットショップ)。全葬連は、1か月後の召天記念日に納骨を済ませた折などに、挨拶状と一緒に記念品を贈ることが多いと書いています。教会や教派で違うので、所属の教会に確かめてください。
例6 即日返し(渡辺家):即日返し(当日に品を渡す)に添える一筆
コピー用の文面: 例6 即日返し(渡辺家)(一筆)
本日はご多用のところ ご会葬を賜り
誠にありがとうございました
心ばかりの品をお納めください
喪主 渡辺 裕太
品物に添えるときは一筆箋でよい、と全葬連が書いています。日付は付けない形にしてあります。
例7 香典辞退(山口家):香典を辞退したが、お心遣いをいただいた方へのお礼状
コピー用の文面: 例7 香典辞退(山口家)(手紙)
謹啓 先般 亡父 山口三郎の葬儀に際しましては
ご弔問を賜り 誠にありがとうございました
ご厚志はご辞退申し上げましたにもかかわらず
お心遣いをいただき 恐縮いたしております
故人に代わりまして 心より御礼申し上げます
略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます
敬白
令和八年十一月十日
喪主 山口 美香
親族一同
香典返しをしない場合は、香典を辞退する旨を葬儀の案内状や死亡通知などに明記しておく、と全葬連が書いています。香典を寄付する場合の挨拶状は、書き方の決まりを確かめられていないので、このページには載せていません。
差し込み文:送る時期が遅れたときに差し込む一文
コピー用の文面: 差し込み文(遅れたとき)
本来であれば早々にお届けすべきところ 諸事情により遅くなりましたことを お詫び申し上げます
全葬連は、遅くとも1か月以内がよいと言われているとし、遅れた場合は挨拶状にお詫びを一言添えるとしています。本文の「つきましては」の前に入れます。
送る時期
- 忌明け後が一般的です。忌明けは、四十九日法要を営み、忌中が終わることです(全葬連)。地域や宗派によっては、三十五日や五十日など異なります(全葬連)。
- 四十九日法要を終えてから、遅くとも1か月以内がよいと言われています(全葬連)。遅れたときは、挨拶状にお詫びを一言添えます(差し込み文)。
- 神式は、五十日祭から1か月以内(大丸松坂屋)。カトリックは三十日目の追悼ミサの後、プロテスタントは1か月目の召天記念日・記念式の後(大丸松坂屋)。高島屋は、三十日・五十日目の追悼ミサ(カトリック)のころ、召天記念日(プロテスタント)のころとしていて、資料で日取りが少し違います。
- 浄土真宗の満中陰(四十九日)は、本願寺のよくあるご質問が、七日ごとの中陰法要の最後の七七日(四十九日)にあたる日として説明しています。
- 即日返し(葬儀や法要の当日に品物を渡す)は、挨拶状の代わりに一筆箋を添えます(例6)。全葬連は、即日返しは最近増えているとしています。
掛け紙の表書きと水引(地域で違います)
弔事の掛け紙には、熨斗を付けません。公益社は、のしがついていないので「のし紙」ではなく「掛け紙」といい、掛け紙は弔事に使うと書いています。
掛け紙の表書きと水引について、団体・宗派の一次資料は見つけられませんでした。下の内容は、葬儀社(公益社)・百貨店(大丸松坂屋)・郵便局のネットショップの3つの解説で、一致している範囲だけを書いています。団体の規格ではなく、公的な根拠でもありません。地域や家の習わしがある場合は、そちらを優先してください。公益社は「掛け紙に書く表書きは地域や宗教によって異なり、地域や宗教に合わせた書き方をしましょう」と書いています。
表書き
| 表書き | 使われ方 | 出典 |
|---|---|---|
| 志 | 宗教・宗派を問わず使える。迷ったら「志」。配布物の既定です | 公益社「『志』は宗教や宗派を問わず使用することができる」/大丸松坂屋「宗教・宗派を問わずに使用できます」「迷った場合には、『志』としておくと問題ないでしょう」/郵便局のネットショップ「広く使われているのが、『黒白結び切りの水引』と、上段に『志』」 |
| 満中陰志 | 関西〜西日本・北陸で使われる | 公益社「関西から西日本の一部の地域では、水引の上に『満中陰志』または『忌明志』と書きます」/大丸松坂屋「関西~西日本、北陸地方で使われる表書きです」/郵便局のネットショップ「西日本では『黄白結び切りの水引』と、上段に『満中陰志』…という組み合わせを使うことがあります」 |
| 偲び草(偲草) | 神式・キリスト教式で使われる。「志」でもよいとされる | 大丸松坂屋「『偲び草』は、神式やキリスト教式で使われる表書きです」/郵便局のネットショップ「『黄白結び切りの水引』と、上段に『偲草(偲び草)』…という組み合わせが多いようです」/公益社は神式・キリスト教式の表書きに「志」「偲び草」「偲草」「しのび草」を挙げる |
「忌明志」は、公益社だけが「京都で使用されることが多い模様です」と書いていて、1資料だけなので、配布物には入れていません。
水引
- 黒白の結び切り: 仏事全般で使われます(公益社・大丸松坂屋。郵便局のネットショップは「広く使われている」)。結び切りは、弔事が繰り返さないようにという意味とされます(公益社・郵便局のネットショップ)。
- 黄白の結び切り: 関西〜西日本、北陸などの一部の地域で使われます(大丸松坂屋・郵便局のネットショップ)。郵便局のネットショップは、由来を京都とし、京都に近い関西や北陸では黒白を避けて黄と白を使うようになったと説明しています。
- 神式の水引について、公益社は、東日本は「双銀または黒白5本結び切り」、西日本は「双銀または黄白の5本結び切り」としています。双銀は1資料だけなので、配布物には入れていません。
- 蓮の柄が入った黒白の結び切りもあります(大丸松坂屋・公益社)。
水引の下の名前
水引の下には、送り主の姓を書くのが一般的です(公益社)。名前は、姓のみ、「〇〇家」、喪主の氏名のいずれかの書き方があるとされます(公益社。近年は喪主の氏名を書くこともある)。郵便局のネットショップは「施主の姓(フルネームのことも)」と書いています。故人と喪主の姓が異なるときは、関係性や続柄を記すとわかりやすい、と公益社は書いています。表書きの文字が水引に重ならないようにします(公益社)。
香典返しをオンラインショップやギフトカタログで注文すると、サービスで「掛け紙」を巻いてくれる、と公益社は書いています。このページでは掛け紙のファイルは配っていません。
結語(敬白・敬具)と、宛名・封筒
全葬連が挙げる文例では、仏式の文例の結語が「敬白」、キリスト教式と神式の文例の結語が「敬具」です。結語の使い分けを決める一次資料は、確認できていません。このページの文例は「謹啓」で始め、「敬白」で結んで統一しています。「敬具」とする例もあります。
香典返しの品物と一緒に送るときは、挨拶状を添えます(全葬連)。封筒の宛名の書き方は封筒の書き方を見てください。宅配便で送る品物に手紙を同封するときの封の決まりは、お歳暮のお礼状の「宅配便で送る品物に、手紙を入れてもよいですか」に書いています。
よくある質問
香典返しには、挨拶状を付けるものですか?
挨拶状は自分で作ってもよいですか?
香典返しに添える、短いお礼の一筆はどう書けばよいですか?
香典を辞退した(香典返しをしない)ときは、何も出さなくてよいですか?
キリスト教式でも、香典返しの挨拶状は出しますか?
送るのが遅れたときは、どう書けばよいですか?
関連テンプレート
- お礼状テンプレート(50文例): 香典・お供えへのお礼状を含む、お礼状全般と頭語・時候の挨拶
- 喪中はがき: 喪中の知らせ(香典辞退の文例を含む)。香典返しとは役割が違います
- 寒中見舞い: 年が明けてから出す挨拶状
- お歳暮のお礼状: 喪中の相手・自分が喪中のときの文例
- 封筒の書き方: 封書で送るときの宛名・差出人
参考文献・出典
本ページの内容は以下の情報源に基づき作成しています(2026-10-06 確認時点)。
このテンプレートは役に立ちましたか?
残り 300 字
返信はできません。お名前・メールアドレス・電話番号など、個人がわかることは書かないでください。返事が必要なときはお問い合わせから送ってください。
探している書式が見つからないときは、リクエストを送ってください。