
- 手書き家計簿テンプレートを5デザイン(配色違い)・支出20カテゴリで無料ダウンロードできる(A4原寸・印刷設定でA5/B5にも縮小可)
- 手書き家計簿のメリット・デメリットと、向いている人の特徴がわかる
- 正しい記入手順・カテゴリの決め方・月末集計の方法がわかる
- 用紙・ペン・バインダーの選び方と、印刷コストの考え方・保管方法がわかる
- 医療費控除への活用法と、Excelとの組み合わせ方がわかる
手書き家計簿のテンプレートを、配色違いの5デザイン・支出20費目で無料配布しています。1か月が2ページで、収入欄、支出20費目の予算・実績・メモ、月次サマリ(収入合計・支出合計・収支差額・貯蓄)が付いています。A4原寸で、印刷設定を変えればA5・B5にも縮小できます。
手書き家計簿のメリット・デメリット
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 記録体験 | 自分の手で書くことで支出への意識が高まる | 入力・集計に時間がかかる |
| 記憶への定着 | 手を動かすことで「何にいくら使ったか」が記憶に残りやすい | グラフ化・前月比較が手間 |
| コスト | 紙代だけで完結・アプリ課金不要 | コピー用紙・プリンター維持費がかかる |
| プライバシー | 口座・カード情報を外部に連携しない | レシートの保管が必要 |
| 続けやすさ | ページを埋める達成感がある | 完璧主義になると続きにくい |
| カスタマイズ | 余白に一言メモ・イラストを描ける | フォーマット変更は再印刷が必要 |
手書き家計簿が向いている人・向いていない人
手書きにはメリットがありますが、すべての人に手書きが最適というわけではありません。自分のライフスタイルと照らして判断しましょう。
| 向いている人 | 向いていない人 | |
|---|---|---|
| 性格 | 書くのが好き・几帳面・じっくり考えたい | 面倒くさがり・スピード重視 |
| 支出形態 | 現金払い中心・近所の買い物が多い | カード・電子マネー中心・サブスク多数 |
| ライフスタイル | 在宅時間が長い・家計簿タイムが取れる | 外出多忙・夜遅い・出張多い |
| 世代 | シニア・スマホ操作に慣れていない方 | 20〜30代のスマホネイティブ |
| 目的 | 節約意識を高めたい・支出を内省したい | とにかく自動で集計したい |
手書きで記録するときのポイント
手書きは、集計や計算を自分でする分、手間がかかります。その手間を生かすには、次の3点を意識します。
- 金額を書くたびに数字を見る: 費目ごとの実績を書き足していくと、使った額が目に入ります
- 1か月が1枚(2ページ)で見渡せる: 費目ごとの予算と実績を並べて見ると、使いすぎた費目に気づけます
- 余白に一言メモを書く: 「先月より増えた理由」を書いておくと、翌月の見直しの材料になります
手書き家計簿の正しい記入手順
記入の基本ステップ
- 対象月と記入者を書く: 年と月、記入する人の名前を書きます
- 収入欄に書く: 項目(給与など)と金額、メモを書きます
- 月の初めに予算を書く: 20の費目のうち、使う費目の「予算」の欄に金額を書きます。使わない費目は空欄で構いません
- レシートを費目ごとに分ける: 週に1回など、決めた日にレシートを費目ごとに分けて合計を出します
- 「実績」の欄に書き足す: 費目ごとの合計を実績の欄に書き足します。端数は10円単位に丸めても構いません
- 月末に月次サマリを書く: 収入合計、支出合計、収支差額、貯蓄の4つを書きます
記入例:ある月の費目別(予算と実績)
実際にどう書くかのイメージです。費目ごとに、月の初めに「予算」を書き、月末までのレシートの合計を「実績」に書き足します。金額は説明用の例です。
| カテゴリ | 予算 | 実績 | メモ |
|---|---|---|---|
| 住居費 | 80,000円 | 80,000円 | 家賃 |
| 水道光熱費 | 15,000円 | 16,200円 | エアコンの使用が増えた |
| 食費(食料品) | 40,000円 | 38,600円 | |
| 食費(外食) | 12,000円 | 14,300円 | 友人との外食が2回 |
| 日用品 | 6,000円 | 4,900円 | |
| 交通費 | 10,000円 | 9,400円 | |
| 娯楽・趣味 | 8,000円 | 10,500円 | 映画と本 |
実績が予算を超えた費目(この例では水道光熱費・食費(外食)・娯楽・趣味)に赤ペンで印を付けておくと、月末の振り返りで見つけやすくなります。レシートの1枚ずつは書かず、費目ごとの合計だけを書くので、書く量は多くありません。
月末集計の手順(10分で完了)
- カテゴリ別に各行の金額を合算する(電卓・スマホ計算機使用)
- 費目ごとの実績の合計を確かめ、月次サマリ(収入合計・支出合計・収支差額・貯蓄)を書く
- 収入合計 − 支出合計 = 当月の収支を計算する
- 「来月節約したいカテゴリ」を1つだけメモして次の月のページへ
- 3ヶ月分が埋まったら、月ごとの合計を比べて傾向を確認する
カテゴリの決め方(シンプルに保つのがコツ)
テンプレートには20の費目があらかじめ印刷されています。分類が細かすぎると面倒になりやすいので、最初は次の6つのまとまりで考え、使う費目の欄だけを書いてください。
| まとまり | テンプレートの費目 | 手書きのコツ |
|---|---|---|
| 食費 | 食費(食料品)・食費(外食) | レシートの合計を、食料品と外食に分けて足す |
| 固定費 | 住居費・水道光熱費・通信費・保険料・サブスク | 月の初めに予算と同じ額を書く(毎月ほぼ同額のもの) |
| 交通費 | 交通費・車両関連 | ICカードのチャージは、チャージした月に書く |
| 日用品 | 日用品・衣服・美容・医療費 | ドラッグストアのレシートを見ながら分ける |
| 娯楽 | 娯楽・趣味・旅行・交際費 | 「楽しみ予算」として月初に枠を決める |
| その他 | その他(家具・家電、冠婚葬祭、ペット関連、教育費もそれぞれ欄あり) | 迷ったらとりあえず「その他」に入れる |
レシートのない現金支出の記録法
コインパーキング・自動販売機・屋台など、レシートが出ない支出は「概算メモ」で記録します。正確な金額より「記録する習慣の維持」が重要です。
- レシートがない時は「スマホのメモアプリ」にその場で金額と内容を入力
- 夜のまとめ記録時に、スマホメモを手書き家計簿に転記する
- どうしても思い出せない場合は「?円(概算)」と書いて次へ進む
- 月末の合計が、財布や口座の残りと大きくずれていないか確かめる
手書き家計簿を続けるコツ
ルーティン化する
- 「夕食後・テレビを見ながら1日分を記録」など、既存の習慣とセットにする
- 家計簿ノートをテーブルに出しっぱなしにして「見える化」する
- 週末30分を「家計簿タイム」として予定に入れる
完璧主義を捨てる
- 数日空いても、たまったレシートをまとめて足せばOK
- レシートがない支出は「概算で+100円」と丸めて記録する
- カテゴリが迷ったら「その他」に入れてOK。後で見直さなくていい
月末振り返りを習慣化する
- 月末5〜10分で「食費・固定費・変動費」の合計を手計算する
- 翌月の「節約したいカテゴリ」を1つだけ書いておく
- 「先月より〇〇円節約できた」という達成感を記録すると継続モチベーションになる
3ヶ月続けるための「しくじり対策」
手書き家計簿が続かなくなる原因には、ありがちなものがあります。挫折パターンを事前に知っておくと、対策を取りやすくなります。
| 挫折パターン | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 「3日で書かなくなった」 | 毎日書こうとして疲弊 | 「週1回まとめ書き」へ切替。レシートを箱に貯めて週末一気に |
| 「月末集計が面倒」 | カテゴリが多すぎて電卓計算が辛い | 使わない費目は空欄にする・電卓ではなくスマホの計算機を使う |
| 「カテゴリ分けで悩む」 | 細かく分類しようとして停止 | 迷ったら「その他」でOK。後から見直さない |
| 「ノートを忘れる」 | 外出時に書けない | レシートを財布に貯めて夜に転記。スマホメモも併用 |
| 「やる気が続かない」 | 達成感の可視化不足 | 表紙に「◯ヶ月目」シールを貼る・月末に節約額をメモ |
印刷用紙・バインダーの選び方
| 項目 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 用紙サイズ | A4(メインノート)・A5(手帳に挟む) | A4は書きやすく見やすい。A5はコンパクトで持ち運びに便利 |
| 用紙 | コピー用紙で足ります | ボールペンの裏写りが気になるときは、少し厚めの紙を選ぶ |
| 筆記具 | ボールペンやジェルペン | 鉛筆は消せる反面、こすれて数字が読みにくくなることがある。細い字のほうが小さな欄に書きやすい |
| バインダー | A4クリアファイル・リングバインダー | 月ごとにまとめて保管できる。レシートも一緒に挟める |
| 保管期間 | 申告に使う分は、国税庁の案内で期間を確認 | 医療費の領収書は、申告期限から5年を過ぎる日までの間、提示や提出を求められることがある( 国税庁 No.1120 )。不動産・事業・山林所得の帳簿書類は5年間(記帳制度に基づく帳簿は7年間・ 国税庁 No.2080 ) |
ペンの選び方:書く場所ごとの使い分け
手書き家計簿は数年にわたって保管する場合があります。ペンごとの長期保存性の比較は、このページでは取得していません。書く場所ごとの使い分けの目安を示します。
| 筆記具 | 向いている場所 | 注意 |
|---|---|---|
| 黒のボールペン | 予算・実績の記入欄 | 直せないので、書き間違えたら二重線で直す |
| ジェルペン | 予算・実績の記入欄 | インクの性質は製品で違うので、裏写りは書いてから確かめる |
| 万年筆 | メモ欄・ひとこと欄 | 紙によってはにじむことがある |
| シャープペン・鉛筆 | 下書き | こすれて薄くなることがあるので、保管する分はペンで書き直す |
| 赤ペン | 月末の集計・予算を超えた費目の印 | 赤を使う場面を決めておくと見返しやすい |
印刷コストの考え方
1か月分はA4で2ページです。1年分(12か月)を印刷すると24ページになります。費用は、印刷の方法で変わります。
| 印刷方法 | かかる費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 自宅プリンター(白黒) | 用紙とインクの代金 | 1ページあたりの費用は、用紙とインクの価格で計算できる |
| 自宅プリンター(カラー) | 用紙とインクの代金 | カラーのデザインはインクを多く使う |
| コンビニなどのプリント | 1枚ごとの料金 | 料金は店頭や公式ページで確認する |
| 市販の家計簿ノート | 1冊ごとの価格 | 商品ごとに異なり、デザインを選べないことが多い |
手書き家計簿で医療費控除を活用する方法
国税庁 No.1120 医療費を支払ったとき によると、医療費控除の額は「実際に支払った医療費の合計額から、保険金などで補てんされる金額を引き、さらに10万円を引いた金額」です(その年の総所得金額等が200万円未満の人は、10万円でなく総所得金額等の5%)。本人だけでなく、生計を一にする配偶者・子ども・親の医療費も合算できます。手書き家計簿で以下の形式で記録しておけば、年末にデータを集計するだけで申告に使えます。
この制度の法的根拠は所得税法第73条(条見出し「医療費控除」)です。同条は「居住者が、各年において、自己又は自己と生計を一にする配偶者その他の親族に係る医療費を支払つた場合において、…」と定めており、国税庁のタックスアンサーはこの条文を一般向けに解説したものです。 所得税法 第73条(医療費控除)
医療費控除の対象・非対象(手書き家計簿での記録判断)
| 区分 | 具体例 | 記録方法 |
|---|---|---|
| 控除対象(記録推奨) | 病院・歯科・薬局・入院費・通院の電車やバスの費用・あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師による治療のための施術 | 日付・受診者・医療機関名・金額を記録( 国税庁 No.1122 ) |
| 控除対象外(参考記録) | ビタミン剤など病気の予防や健康増進のための医薬品の購入代金・疲れを癒す、体調を整えるといった治療に直接関係のない施術・電車やバスが使える場合の通院のタクシー代 | 「日用品」カテゴリでOK・医療費欄には入れない |
| セルフメディケーション対象 | 指定の市販薬(OTC医薬品)の購入額のうち12,000円を超える部分(88,000円を限度) | ドラッグストアのレシートを医療費欄に記録 |
セルフメディケーション税制は通常の医療費控除の特例で、どちらか一方を選んで使います。併せて受けることはできません( 国税庁 No.1129 セルフメディケーション税制 )。
控除で減る所得税は、控除額に自分の所得税率をかけた額が目安です。たとえば控除額が5万円なら、税率5%で2,500円、10%で5,000円、20%で1万円です(税率は課税される所得金額で決まります・ 国税庁 No.2260 所得税の税率 )。実際の金額は、住民税やほかの控除で変わります。
手書きとアプリの併用がオススメ
手書きとアプリは対立するものではなく、それぞれの強みを組み合わせることができます。
| 役割分担 | 手書き家計簿 | 家計簿アプリ |
|---|---|---|
| 日常の支出 | 現金払い・細かい支出を手書き記録 | クレカ・電子マネーを自動取得 |
| 月末集計 | 手書き集計で支出感覚を磨く | グラフ・前月比較はアプリに任せる |
| 振り返り | 余白にメモ・感想を書いて記録に厚みを持たせる | 年間サマリーで長期トレンドを確認 |
| 医療費管理 | 受診日・医療機関・金額を正確に手書き | 残高・引き落とし確認に利用 |
3ヶ月後のデジタル移行・ステップアップ方法
手書き家計簿で支出意識が高まり、「より詳しく分析したい」「グラフで見たい」と感じたら、デジタル化に進むタイミングです。 総務省統計局 家計調査 2025年平均結果の概要 の費目別平均支出と自分の家計を比較するには、Excelやスプレッドシートが便利です。
| ステップ | 手段 | 目安時間 |
|---|---|---|
| 1. 手書き3ヶ月継続 | 本テンプレートの手書き版 | 週に1回 |
| 2. 月末集計をExcelに転記 | Excel家計簿テンプレート | 月末 |
| 3. 年間グラフ・平均比較 | Excelの年間サマリのグラフ | 年末 |
| 4. 口座連携で自動化(任意) | 口座連携のある家計簿アプリ | アプリごとに異なる |
節約効果を最大化する次ステップ
手書き家計簿で支出を可視化したら、削減した分を投資・貯蓄に回す方法があります。新NISAは、運用で得た利益が非課税になる制度で、非課税保有限度額(総枠)は1,800万円です( 金融庁 NISAを知る )。年間の上限や条件は、金融庁と各金融機関のページで確認してください。
生活費の標準額・世帯別目安を計算
手書き家計簿で3ヶ月の集計が出たら、総務省家計調査ベースの世帯別標準生活費と比較できます。食費・光熱費などカテゴリごとの過不足を確認しましょう。
生活費の標準額を計算する関連テンプレート
市販の家計簿ノートと比べてどう違う?
子どもの教育費を含めて記録する場合は?
手書きが続かない場合の対処法は?
ボールペン以外のペンでも書ける?
書き間違えたときの修正方法は?
手書き家計簿は本当にデジタルより節約効果がある?
手書き家計簿に最適な時間帯は?
夫婦で1冊の手書き家計簿を共有するには?
手書き家計簿のデータをExcelに転記すべき?
医療費を手書きで管理して確定申告に使える?
参考文献・出典
本ページの内容は以下の公的情報源に基づき作成しています(2026-10-12 確認時点)。
このテンプレートは役に立ちましたか?
残り 300 字
返信はできません。お名前・メールアドレス・電話番号など、個人がわかることは書かないでください。返事が必要なときはお問い合わせから送ってください。
探している書式が見つからないときは、リクエストを送ってください。