職場管理

出面表テンプレート

出面表テンプレートを会員登録不要・無料ダウンロード。エクセル対応、出面表(50人分)・職種別集計・記入例・祝日・使い方の5シート構成で、対象の年月から曜日と祝日を表示し、出面合計・賃金を自動計算、月計の時間外の目安と、所定労働日数に応じた社会保険の日数の目安を出します。日々雇用/人工計算/労務費集計/複数現場集計/元請集計という出面表5形式の使い分け、36協定の管理方法、元請への提出ルールまでこのページで解説します。

公開: 2026年5月7日 最終更新: 2026年10月13日 エクセル 会員登録不要・無料
2026年10月12日 時点の情報
国土交通省 工期に関する基準
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出面表テンプレートのテンプレートプレビュー
出面表テンプレート(エクセル・会員登録不要・無料DL)
このページでわかること
  • 出面表テンプレートをエクセルで無料ダウンロードできる(出面表50人分+職種別集計・記入例・祝日。曜日と祝日の表示、出面合計/賃金の自動計算付き)。Googleスプレッドシートで編集したい場合は、ダウンロード後にGoogleドライブへアップロードして変換できます
  • 出面表の書き方・必須記載事項・人工計算の方法・36協定の管理ルールがわかる
  • 出面表の管理に使えるSaaS(ダンドリワーク・ANDPAD等)と勤怠管理SaaSの比較・移行方法がわかる

出面表とは何か・基礎知識

出面表(でめんひょう)は、建設業・土木工事・設備工事などの現場作業において、作業員が「どの現場で・何日・何人工働いたか」を記録する労務管理帳票です。元請への労務報告・労務費計算・施工体制台帳の補助書類として使われます。2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制が適用されたため、出面表と勤怠管理を突き合わせられる状態にしておくことが実務上重要になっています。

出面表が必要な理由

出面表が必要な理由は大きく3つあります。それぞれを理解した上でテンプレートを選ぶことが重要です。

必要な理由具体的な用途関連法令・制度
元請への報告月次の労務実績を元請に報告する根拠書類建設業法・施工体制台帳整備義務
労務費の計算・請求人工数×労務単価で当月の労務費を算出する公共工事設計労務単価(国交省)
36協定・時間外労働の管理時間外労働の累積を管理し法令上限を超えないよう監視する労働基準法・36協定(2024年4月建設業適用)

出面表5形式の使い分け

出面表には、現場規模・用途に応じて次の5つの形式があります。配布しているエクセルはこのうち②人工計算型(出面欄に入れた数値から出面合計と賃金を自動計算し、職種別に集計する形式)にあたります。人ごとに月計の時間外時間を入れる列があり、月45時間を超えると赤、36時間以上45時間以内でだいだい色の目安を出します(割増賃金の計算はしません)。日ごとの時間外時間を入れる欄はないので、日ごとの管理は勤怠記録など別の記録で行ってください。自社の規模に合う形式を確かめてからお使いください。

形式特徴向いている規模
① 日々雇用型1日単位で作業員ごとの出面を記録。最もシンプルな形式1〜5名・現場1〜2件
② 人工計算型全日・半日などの出面を入力すると人工数(出面合計)を自動計算。月計の時間外は目安の列で確認し、日ごとの時間外は別の記録で管理5〜20名・1現場
③ 労務費集計型人工数×職種別単価で労務費を自動集計。元請への請求書作成に対応10〜50名・1〜3現場
④ 複数現場集計型複数の現場を1つのシートで横断管理。現場別・作業員別の集計が可能20〜100名・3〜10現場
⑤ 元請集計型下請業者ごとの出面表をとりまとめる元請用フォーマット元請業者・施工体制台帳整備必須案件

出面表の書き方ガイド

出面表の必須記載事項

記載項目内容・記入例重要度補足
作業員氏名フルネーム(外国人技能実習生は在留資格確認も必要)★★★技能実習生はローマ字・漢字両方記載推奨
作業日対象の年・月と、日の列(1〜31日)★★★年と月を入れると、日の列に曜日(祝日は「祝」)が出る。その月にない日は灰色になる
現場名・工事名元請の工事番号・現場名(複数現場管理の基本)★★★施工体制台帳の工事名と一致させる
出面(出勤区分)1(全日)・0.5(半日)・0(欠勤)・0.25(午前のみ等)★★★会社の就業規則に基づく区分を使う
人工数出面×所定人工時間で自動計算(基本: 1日=1人工)★★★労務費計算の基礎数値
時間外労働時間人ごとに1か月の合計を入れる(月45時間は労働基準法第36条第4項の限度時間)。年360時間や日ごとの時間外は、勤怠記録など別の記録で管理★★★2024年4月から建設業にも適用
労務単価職種別の日当単価(公共工事は公共工事設計労務単価を参照)★★毎年3月に改定されるため年1回更新
労務費計算人工数×労務単価=当日の労務費(月次集計で元請へ)★★元請への請求根拠となる

人工計算の方法

出面区分人工数労務費計算例(単価¥25,000/人工)注意点
全日出勤1.0人工¥25,0008時間=1人工が標準
半日出勤0.5人工¥12,500午前or午後4時間
午前のみ0.25〜0.5人工(現場慣行による)¥6,250〜¥12,500現場の慣行に従う
時間外(残業)出面の人工とは別に、割増賃金として計算する法定の最低率は2割5分(労働基準法第37条第1項の政令)。月60時間を超えた分は5割以上(同条同項ただし書)2024年4月から月45時間の限度時間
休日出勤出面の人工とは別に、割増賃金として計算する休日の労働の最低率は3割5分(労働基準法第37条第1項の政令)法定休日と所定休日で割増率が異なる

36協定の遵守と時間外労働の管理

2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制が適用されました。時間外労働の累積を正確に把握しておくことが欠かせません。制度の全体像は 厚生労働省「働き方改革」の実現に向けて で確認できます。

建設業の時間外労働上限規制まとめ

区分上限特記事項
通常の36協定月45時間・年360時間原則的な上限。超過する場合は特別条項が必要
特別条項付き36協定(単月)月100時間未満休日労働を含む。災害時の復旧・復興の事業には当分の間適用されない(労働基準法附則第139条第1項)
特別条項付き36協定(複数月平均)2〜6ヶ月平均で80時間以内休日労働を含む。災害時の復旧・復興の事業には当分の間適用されない(労働基準法附則第139条第1項)
特別条項付き36協定(年間)年720時間以内休日労働は含まない
罰則6か月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金(労働基準法第119条)上限違反に直接の罰則が適用

36協定の遵守チェックリスト

出面表と勤怠記録を突き合わせた36協定の遵守管理の手順を確認します。

  • 週次チェック: 週末に各作業員の累計時間外労働を集計し、月45時間の80%(36時間)超えを警告する
  • 月次チェック: 月末に全作業員の時間外労働が月45時間以内か確認する
  • 年次チェック: 四半期ごとに2〜6ヶ月平均が80時間以内かを確認する
  • アラート運用: 配布のエクセルは、時間外時間(月計)の列に、月45時間を超えると赤、36時間以上45時間以内でだいだい色の目安を出します。日ごとの管理や複数月の平均は、SaaSや勤怠記録で行います
  • 工程調整: 残業上限に近づいた作業員がいる場合、他の作業員との再配置・工程の見直しを行う

公共工事設計労務単価の活用

国土交通省が毎年3月から適用する公共工事設計労務単価は、自社の労務単価設定・元請への見積根拠・賃金交渉の客観的基準として重要です。 国交省 公共工事設計労務単価 では職種別・都道府県別の単価が公開されています。

公共工事設計労務単価の最新の改定(令和8年3月適用)

項目令和8年3月適用分補足
決定の内容全国全職種単純平均で前年度比4.5%の引き上げ令和7年度の公共事業労務費調査に基づく決定
全国全職種加重平均値25,834円(初めて25,000円を超えた)平成25年度の改定から14年連続の引き上げ
発表日令和8年2月17日(3月から適用)毎年、労務費調査の結果に基づき改定される
含まれないもの事業主が負担すべき人件費(必要経費分)下請代金に必要経費分を計上しない、または値引くことは不当行為とされている
職種別・都道府県別の単価国交省のページで確認地域・職種によって大幅に異なる

単価は地域・職種・公示年度で変動するため、最新の単価表を必ず国土交通省の公式サイトで確認し、エクセル出面表の日当欄を年1回更新する運用を推奨します。上の表は 国交省 令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価について(報道発表) によります。

民間工事での労務単価設定のポイント

民間工事では公共工事設計労務単価は参考値であり、実際の契約単価は双方の合意で決まります。ただし公共工事設計労務単価を下回る労務単価での契約は、作業員の適正賃金確保の観点から元請から指導・改善要請される場合があります。

  • 最低賃金との関係: 都道府県別の地域別最低賃金(毎年度改定され、発効日は都道府県ごとに異なる。最新額は厚生労働省の一覧で確認)より低い賃金は違法。必ず最低賃金を確認する
  • 建設業の賃金向上: 国交省の建設キャリアアップシステム(CCUS)活用で技能者の技術等級に応じた賃金設定が促進されている
  • 年1回の見直し: 労務単価は公共工事設計労務単価の改定タイミング(毎年3月)に合わせて年1回見直す

社会保険加入確認の運用

施工体制台帳の作成義務がある工事では、下請の健康保険等の加入状況を台帳に記載する必要があります(建設業法施行規則第14条の2第1項第3号ハ。2012年11月1日〜)。2017年度以降は、国土交通省社会保険の加入に関する下請指導ガイドラインにより、元請は未加入業者を下請に選定しないよう要請され、加入を確認できない作業員は特段の理由がない限り現場入場を認めない取扱いが求められています。出面表の運用と並行して、作業員ごとに健康保険・厚生年金・雇用保険の加入確認書類を整備することが、元請からの信用維持に直結します。

配布のエクセルの「社保の目安(日数のみ)」の列は、日本年金機構が示す被保険者の基準のうち、日数だけを見る目安です。同機構は、パートタイマー・アルバイト等でも「1週間の所定労働時間および1カ月の所定労働日数が、同じ事業所で同様の業務に従事している通常の労働者の4分の3以上」であれば被保険者になるとしています( 日本年金機構 適用事業所と被保険者 )。出面表の「所定労働日数(月)」を入れると、出面合計がその4分の3以上なら「目安以上」、届かなければ「目安未満」と出ます。ただし、出面は実際に出た日数で、基準にある「所定」の日数ではありません。1週間の所定労働時間も見ていません。日々雇い入れられる人は、1カ月を超えて引き続き使用されるようになった場合に、その日から被保険者になります。短時間労働者の適用拡大は別の基準です。加入の判断は、年金事務所か社会保険労務士に確認してください。

社会保険加入確認の実務フロー

確認タイミング確認する書類確認のポイント
新規入場時建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録情報(原則。この場合は証明書類の添付は不要)。CCUSを使わない場合は、資格情報のお知らせ・資格確認書のコピー、マイナポータルに表示される被保険者資格情報の印刷物、標準報酬決定通知書などのコピー、雇用保険被保険者証のコピー作業員名簿の社会保険欄と合っているか・適切な保険に入っているか(コピーは確認に必要な事項以外を黒塗りしたもので受け取る)
定期確認(時期は社内で決める。例: 年度替わり)新規入場時と同じ(CCUSの登録情報、または上のコピー)退職・転籍などで加入が切れていないか
月次出面管理出面表の備考欄に加入状況を記録未加入者の現場入場を防ぐ運用ルール設定

元請への提出ルール

出面表の提出タイミング・書式・添付書類は元請の指示に従います。元請指定のフォーマットがある場合はそちらを最優先にしてください。

提出時のチェックリスト

  • 提出タイミング: 翌月5〜10日(元請の締め日・検収サイクルに合わせる)
  • 書式: 元請指定フォーマット優先、指定なき場合は本テンプレートを使用
  • 押印・署名: 会社印・担当者署名が必要か事前確認する
  • 添付書類: 労働者名簿・社会保険加入確認書類のセット提出を求められる場合あり
  • 保存期間: 賃金台帳は最後の記入日、出勤簿(出面表)は完結の日(支払期日が後の場合はその日)から3年間(経過措置)。出勤簿・タイムカードは「その他労働関係に関する重要な書類」に当たります 厚生労働省 改正労働基準法等に関するQ&A(Q2-1・Q2-3) 。建設業の帳簿に添付する施工体制台帳の一部(技術者・下請負人・下請工事の内容と工期の部分)は、目的物の引渡しから5年間(発注者と直接契約した住宅の新築工事は10年間)保存します。出面表はこの添付書類には入っていません 建設業法施行規則26条2項3号・28条1項
  • 原価情報の取扱い: 元請提出版と自社管理版を分けて運用する

施工体制台帳との整合性確認

建設業法第24条の8が定める施工体制台帳は元請が整備する法定書類です。下請業者の出面表は施工体制台帳の作業員名簿と整合性を保つ必要があります。

整合させる項目施工体制台帳側出面表側
作業員氏名作業員名簿(氏名・生年月日・職種)出面表の作業員欄
社会保険加入状況健康保険・厚生年金・雇用保険の加入有無出面表の備考欄・別紙確認書類
施工体制の変更作業員の新規入場・退場を随時更新出面表の入退場日を施工体制台帳と整合

出面表管理を効率化するSaaS

現場が複数になると、エクセルでの出面表管理は月20時間以上の工数になります。建設業特化のSaaSで一気に自動化できます。

出面管理に使える建設業向けSaaS比較

サービス特徴無料プラン有料プラン向いている規模
ダンドリワーク工程・出面管理公式で確認初期費用20万円〜・月額15,000円〜(公式の記載・税表記なし・公式確認日 2026-10-16)公式で確認
ANDPAD施工管理・写真・工程・勤怠などの建設業向けクラウド公式に無料プランの記載なし要問い合わせ(プランによって異なる・公式確認日 2026-10-07)公式で確認

エクセル出面表とSaaSのコスト比較

エクセル管理の「実質コスト(管理工数×時給)」とSaaSの月額費用を比較することで、移行の費用対効果を判断できます。

規模エクセル管理工数(月)実質コスト(時給¥2,000)SaaS月額(目安)差額
5名・現場2件約5時間¥10,000¥3,000前後(当サイトの試算)¥7,000前後の節約(試算)
10名・現場3件約10時間¥20,000¥3,000〜¥6,000¥14,000〜節約
30名・現場8件約25時間¥50,000¥9,000〜¥20,000¥30,000〜節約

勤怠管理SaaSとの連携

出面表(現場別労務記録)と勤怠管理(給与計算用労働時間記録)を別々に管理すると、二重入力が発生します。勤怠SaaSの「現場コード別集計機能」を使うと、打刻データから出面表と勤怠表を同時に生成できます。

勤怠SaaS 建設業対応比較

サービス現場別集計36協定アラート月額(1人あたり)建設業特化機能
KING OF TIME公式で確認公式で確認¥300/人・月(公式確認日 2026-10-07)位置情報つき打刻(その他は公式で確認)
ジョブカン勤怠管理公式で確認公式で確認公式で確認機能は公式で確認(現場別の集計とQRコード打刻は、公式の機能ページで確かめられなかった・2026-10-18)
freee人事労務一部対応公式で確認ミニマムプランは5名で月2,000円〜、6名以降は1名ごとに月400円〜(税抜。年払い・月払いで変わる。公式の料金ページで確認・2026-10-18)給与計算・社保手続きと連動

出面表アプリ化で完全自動化

エクセル出面表→出面表アプリ→勤怠SaaS連携という段階的な移行を進められます。8サービスの機能比較・移行手順は次のページで詳しく解説しています。

出面表アプリ 比較(8サービス・移行手順付き)→

関連サービス・SaaS比較

出面表・勤怠管理を効率化する関連サービスをまとめました。無料プラン・お試し期間の有無は各社の公式サイトで確認してください。

関連テンプレート

出面表と勤怠表の違いは何ですか?
出面表は建設業など現場作業に特化した「誰がどの現場で何人工働いたか」を記録する帳票、勤怠表は業種を問わず使われる「出勤・退勤・残業時間」の記録帳票です。出面表は人工(にんく)計算・現場別集計・元請への提出が主目的で、勤怠表は給与計算・労働時間管理が主目的です。建設業では両方を整備する必要があります。
1人工は何時間ですか?
建設業の慣行では1人工=8時間労働が基本です。半日作業は0.5人工、午前のみは0.25〜0.5人工と計算します。ただし実際の労働契約や就業規則で1日の所定労働時間が異なる場合は、その時間を1人工の基準にしてください。配布しているエクセルは、出面欄に入れた数値(1=全日・0.5=半日など)を合計し、日当を掛けて賃金を計算します。1人工の基準時間が8時間と異なる場合は、その基準に合わせて出面の入力値を決めてください。
出面表は何年保管が必要ですか?
労働基準法により、賃金台帳は最後の記入をした日から、出勤簿(出面表を含む)は完結の日(賃金の支払期日がそれより遅い場合はその支払期日)から、それぞれ5年間(当面の経過措置で3年間)の保存義務があります。建設業の施工体制台帳のうち帳簿に添付される部分(主任技術者の氏名・資格、下請負人の商号・許可番号、下請工事の内容・工期など)は、建設業法施行規則第28条により工事目的物の引渡しから5年間(発注者と締結した住宅の新築工事は10年間)の保存が義務付けられています。出面表はこの添付書類には入らないので、出面表の保存期間は労働基準法の期間(5年・当面3年)です。
出面表を元請に提出する義務はありますか?
建設業法上の直接義務はありませんが、元請との下請負契約書や施工体制台帳整備義務の実務上、出面表(労務管理記録)の提出を元請から求められるケースが多いです。特に公共工事では元請の施工体制台帳確認の一環として、下請の労務実績を出面表で報告することが実務慣行となっています。
出面表アプリで自動化できますか?
はい。出面表アプリや勤怠SaaSには、作業員がスマホで出退勤を打刻すると出面表・人工計算・月報をまとめるものがあります。エクセル出面表の場合は1現場あたり月2〜5時間の記録・集計工数がかかります(当サイトの目安)。詳しくは出面表アプリ比較ページをご覧ください。
建設業の36協定上限規制(2024年4月適用)の実務的な対応は?
月45時間・年360時間の通常上限と、特別条項付きの月100時間未満・年720時間以内・複数月平均80時間以内が建設業にも適用されています(ただし災害時の復旧・復興の事業には、単月100時間未満と複数月平均80時間以内の規制は当分の間適用されません。労働基準法附則第139条第1項)。出面表と勤怠記録を突き合わせて時間外労働の累積を週次・月次で確認し、累積80%(36時間)に達した時点で工程・人員配置を見直すルール化が実務的です。上限違反は6か月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金の対象です(労働基準法第119条)。
公共工事設計労務単価はどう活用しますか?
国土交通省が毎年3月から適用する「公共工事設計労務単価」は職種別の標準日当を示すもので、自社の労務単価設定・元請への見積根拠・賃金交渉の基準として活用されます。令和8年(2026年)3月適用分は、全国全職種単純平均で前年度比4.5%の引き上げ、全国全職種加重平均値は25,834円でした(国土交通省 令和8年2月17日発表)。エクセル出面表の日当欄に最新値を年1回反映する運用が望ましいです。
社会保険加入確認はなぜ必要ですか?
施工体制台帳の作成義務がある工事では、下請の健康保険等の加入状況を台帳に記載する必要があります(建設業法施行規則第14条の2第1項第3号ハ。2012年11月1日〜)。さらに2017年度以降、国土交通省「社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン」により、元請は未加入業者を下請に選定しないよう要請され、加入を確認できない作業員は特段の理由がない限り現場入場を認めない取扱いが求められています。出面表の運用と並行して、作業員ごとの健康保険・厚生年金・雇用保険の加入確認書類を整備することが、元請への信用維持に直結します。配布のエクセルの「社保の目安」は日数だけを見る目安で、加入するかどうかの判断は年金事務所か社会保険労務士に確認してください。
外国人技能実習生の出面表記録はどうすべきですか?
技能実習生を受け入れている実習実施者は、法令で定める帳簿書類を作って事業所に備えて置くこと(技能実習法20条)と、技能実習の実施の状況に関する報告書を出入国在留管理庁長官と厚生労働大臣に出すこと(同21条)が求められます。出面表には氏名(ローマ字・漢字の両方)・在留資格・在留期限を書いておくと、帳簿や監理団体の監査と照合しやすくなります。様式は監理団体と相談して合わせてください。時間外労働は36協定の対象で、日本人と同じ上限規制(原則 月45時間・年360時間)が適用されます。なお、技能実習の制度は2027年4月1日施行の改正法で「育成就労」の制度に変わります(e-Gov法令検索の改正履歴で確認・2026-10-18)。
出面表のデジタル保存は認められますか?
出面表をエクセルなどの電子データで作成・管理すること自体は広く行われていますが、賃金台帳・出勤簿を電子データだけで保存してよいかは、書類の種類や保存方法によって扱いが異なります。紙の出力を省く場合は、事前に管轄の労働基準監督署か社会保険労務士に確認してください。電子データで管理する場合は、クラウドストレージへの保存とバックアップをおすすめします。

参考文献・出典

本ページの内容は以下の公的情報源に基づき作成しています(2026-10-12 確認時点)。

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