会計書類

売掛帳・売掛金管理表テンプレート(エクセル)

売掛帳・売掛金管理表のエクセルテンプレートを無料・会員登録不要でダウンロード。請求書を1枚1行で入れ、入金を消し込むと、得意先ごとの売掛金残高、回収予定日を過ぎた日数ごとの内訳、日付順の売掛帳が出ます。振込手数料の差し引き・一部入金・複数の請求をまとめた入金も消し込めます。仕入先ごとの買掛帳と支払予定表つき。架空の卸売会社の半年分の記入例と印刷用PDFも配っています。

公開: 2026年10月3日 最終更新: 2026年10月3日 エクセルPDF 会員登録不要・無料
2026年10月3日 時点の情報
国税庁 帳簿の記帳のしかた(事業所得者用)(2026-10-03確認)
全て無料・会員登録不要・即ダウンロード
184種類のテンプレートを掲載中
2形式(エクセル/PDF)でダウンロードできます
自社サーバーから直接配信(中継広告ページ非経由)
会員登録・メールアドレス入力不要

ダウンロード後は念のため、お使いのセキュリティソフトでのご確認をおすすめします。

売掛帳・売掛金管理表テンプレート(エクセル)のテンプレートプレビュー
売掛帳・売掛金管理表テンプレート(エクセル)(エクセル / PDF・会員登録不要・無料DL)
このページでわかること
  • 売掛帳・売掛金管理表のエクセル(12シート)と、手書き用の印刷PDFを無料でダウンロードできる(会員登録不要)
  • 請求書の記録(請求台帳)から、回収予定日と未回収残が出る仕組み。締日・回収サイト・2月・休日の扱い
  • 振込手数料を差し引かれた入金、一部入金、まとめて入った入金の消し込み方と、消費税の扱いの分かれ方
  • 回収予定日を過ぎた売掛金を30日・60日・90日で分けて見る方法と、民法の消滅時効
  • 青色申告の帳簿として売掛帳・買掛帳を付けるときに、国税庁の資料に書かれていること(保存7年)

売掛帳・売掛金管理表テンプレートのダウンロード(エクセル・PDF)

配っているファイルは4つです。消し込み・残高・回収予定日は、エクセルの数式で動きます。 印刷して手で書くなら、空欄のPDFを使います。

ファイル中身使う場面
エクセル(空欄)12シート。得意先100・請求1,000件・入金1,000行・仕入先50・仕入の請求500件まで自社の得意先と請求を入れて、毎日の入金確認と月末の残高確認に使う
エクセル(記入例)架空の「株式会社サンプル物産(架空)」の2026年4〜9月分。得意先6社・請求34件・入金26行・仕入先3社・仕入の請求15件どこに何を入れると、どこに何が出るかを先に見る
印刷用PDF(空欄)売掛帳(A4縦)、請求台帳(A4横・25行)、買掛帳(A4縦)の3ページ手書きで帳簿を付ける
記入例PDF残高一覧・滞留一覧・売掛帳・請求台帳・入金消込・支払予定表・買掛帳の7ページ印刷の仕上がりを確かめる

Word 版は作っていません。消し込み・残高・回収予定日・日付順の並べ替えが、すべて表計算の数式で動くためです。 手書きで使うなら、空欄のPDFで足ります。

エクセルのシート構成(12シート)

シート入れるもの/出るもの
使い方手順、消し込みの入れ方、回収予定日の出し方、マイナスの請求、容量と注意、使っている関数
設定会社名・期首日・基準日(空なら今日)、金額の入れ方(税抜/税込)、消費税の端数処理(切り捨て・四捨五入・切り上げ)、滞留区分の境目の日数(30・60・90日)
得意先コード・名前・締日・回収サイト・回収日・担当者・メモを入れる。回収条件(例: 20日締め 翌月10日)は自動
請求台帳請求書1枚を1行。請求No・請求日・得意先コード・売上日・件名・税率ごとの金額を入れる。消費税・請求額・回収予定日・入金済額・未回収残・状態・超過日数・滞留区分は自動
入金消込通帳の入金1回に入金Noを付け、どの請求に当てたかを入れる。差し引かれた振込手数料・相殺も入れる。確認の列に、合わない理由が出る
売掛帳得意先コードを選ぶと、売上と入金が日付順に並び、差引残高が出る。上に12か月の月別の推移。入力はしない
残高一覧得意先ごとの売掛金残高と、期日前・1〜30日・31〜60日・61〜90日・90日超の内訳、検算
滞留一覧回収予定日を過ぎた請求が、予定日の古い順に100件まで並ぶ
仕入先コード・名前・締日・支払サイト・支払日・振込先を入れる。仕入先ごとの残高と期日超過額は自動
仕入請求台帳受け取った請求書1枚を1行。払ったら同じ行に支払日・支払額を入れる。支払予定日・未払残・状態は自動
買掛帳仕入先コードを選ぶと、仕入と支払が日付順に並び、差引残高が出る。入力はしない
支払予定表まだ払っていない請求が支払予定日の順に並び、同じ日に払う額の合計と振込先が出る

黄色のセルが入力、灰色のセルが数式です。灰色のセルは書き換えません。 入力するのは「設定」「得意先」「請求台帳」「入金消込」「仕入先」「仕入請求台帳」の6シートと、売掛帳・買掛帳で選ぶコードと期間だけです。

売掛帳テンプレートの使い方(最初の1回と、毎日・月末にやること)

最初の1回

  1. 「設定」に会社名・期首日を入れ、金額を税抜で入れるか税込で入れるかと、消費税の端数処理を選びます。自社の請求書と同じにします
  2. 「得意先」に、コード・名前・締日・回収サイト・回収日を入れます。締日と回収日は 1〜31 の数か「末」、回収サイトは 0(当月)・1(翌月)・2(翌々月)の数です
  3. 使い始める日に入金されていない請求を、元の請求日のまま「請求台帳」に1件ずつ入れます。このファイルは残高を請求の積み上げで出すので、期首残高を1つの数で入れる欄はありません
  4. 買掛も付けるなら、「仕入先」に同じように締日・支払サイト・支払日を入れます

請求書を出したとき・入金があったとき

  1. 請求書を出したら、「請求台帳」に1行入れます。回収予定日と未回収残が出ます
  2. 通帳に入金があったら、「入金消込」に入金日・入金No・得意先コード・通帳の入金額と、当てる請求Noを入れます
  3. 確認の列が「OK」以外なら、出ているメッセージのとおりに直します
  4. 仕入先から請求書が来たら「仕入請求台帳」に入れ、払ったら同じ行に支払日と支払額を入れます

月末

  1. 「残高一覧」で、得意先ごとの残高と回収予定日を過ぎた額を見ます。検算の列がすべて「OK」かも見ます
  2. 「滞留一覧」に出た請求を、得意先に確かめます
  3. 「支払予定表」で、翌月に払う額と振込先を確かめます
  4. 帳簿として残すなら、「売掛帳」「買掛帳」で得意先・仕入先を1つずつ選んで印刷するか、PDFに保存します

売掛金管理表をエクセルで作る(得意先別の残高と回収の遅れ)

「残高一覧」シートが売掛金管理表です。得意先ごとに、請求額の累計から入金と値引・手数料を引いた残高が出て、 その残高を、回収予定日を基準日から何日過ぎたかで5つに分けます。 記入例(基準日 2026/9/30)の結果は次のとおりです。

得意先回収条件請求額の累計入金の累計売掛金残高うち期日前うち期日を過ぎた額
K01 見本商事株式会社 末締め 翌月末 2,145,268円 1,778,138円 367,130円 367,130円 0円
K02 サンプルストア有限会社 20日締め 翌月10日 1,081,913円 713,963円 367,950円 186,222円 181,728円
K03 株式会社見本スーパー 末締め 翌々月10日 3,079,272円 2,027,544円(ほかに値引・手数料 2,200円) 1,049,528円 1,049,528円 0円
K04 サンプル食堂(見本 花子) 末締め 翌月20日 481,605円 357,652円 123,953円 83,358円 40,595円
K05 株式会社見本ホテル 15日締め 翌月15日 874,668円 646,976円(ほかに値引・手数料 1,320円) 226,372円 226,372円 0円
K06 合同会社サンプルマート 末締め 翌月25日 650,554円 459,923円 190,631円 110,664円 109,967円(消込先が未定の入金 30,000円あり)
合計2,325,564円2,023,274円332,290円

売掛金残高 2,325,564円のうち、回収予定日を過ぎた額は 332,290円です。 残高一覧の上には「回収予定日を過ぎた割合」として、期日前と過ぎた額の合計に対する割合(記入例では14.1%)が出ます。

K06 の残高 190,631円は、請求の未回収残の合計 220,631円から、何の入金か分からない 30,000円を引いた額です。 消込先が決まっていない入金も、残高からは引きます。どの請求に当てるかが決まったら、入金消込の請求Noを埋めます。

スマホでは図を横にスクロールして見られます。

図解:記入例で回収予定日を過ぎた売掛金の内訳
記入例の売掛金のうち、回収予定日を過ぎた 332,290円を、過ぎた日数で分けた横棒グラフ。1〜30日 40,595円、31〜60日 0円、61〜90日 181,728円、90日超 109,967円。 横棒の長さが金額。基準日は2026年9月30日。期日前の売掛金(2,023,274円)はこの図に入れていない。 1〜30日 40,595円 31〜60日 0円 61〜90日 181,728円 90日超 109,967円 回収予定日を過ぎた額の合計 332,290円(基準日 2026/9/30)
残高一覧の合計行と同じ値です。期日前の 2,023,274円と足すと請求の未回収残の合計 2,355,564円で、そこから消込先が未定の入金 30,000円を引いた額が売掛金残高 2,325,564円です。

売上管理テンプレートとの違い

当サイトの売上管理テンプレートは、売上を顧客・製品・担当ごとに24か月並べて、月次・四半期・年次で集計するファイルです。 請求ごとの入金や、得意先ごとの残高は持っていません。 売上の伸びを見るなら売上管理、まだ入っていないお金を追うならこのテンプレート、と分けて使います。

請求書管理(請求台帳):出した請求書を1枚1行で残す

「請求台帳」は、出した請求書の控えを1枚1行に並べた表です。請求書そのものは請求書テンプレート(法人向け)や請求書テンプレート(個人事業主)で作り、ここには請求No・請求日・得意先・税率ごとの金額を写します。

消費税は1枚の請求書について税率ごとに1回だけ端数を処理する

10%対象と8%対象の金額を分けて入れると、消費税が税率ごとに出ます。 適格請求書に書く消費税額は、税率ごとに区分して合計した金額に10/100(8%は8/100)、税込なら10/110(8/108)を掛け、1円未満の端数を処理して出すと決められています ( 消費税法施行令第70条の10 )。 国税庁のQ&A問57では、端数処理は1枚の適格請求書につき税率ごとに1回で、切上げ・切捨て・四捨五入のどれでもよく、商品ごとに端数を処理して合計する方法は認められないとされています ( 国税庁 適格請求書等保存方式に関するQ&A 問57 )。 このテンプレートの消費税の列は、この計算です。端数処理は「設定」で、自社の請求書と同じものを選びます。

立替金など消費税のかからない金額は「対象外・非課税(立替金など)」の列に入れます。記入例では INV-017 に配送料の立替 3,300円を入れています。

回収予定日の出し方(締日・回収サイト・2月・休日)

回収予定日は、売上日(空なら請求日)と、得意先の締日・回収サイト・回収日から出します。

  • 売上日の「日」が締日以前ならその月の締め、締日より後なら翌月の締めです。締日が「末」なら、その月の締めです
  • 締めた月から回収サイトのか月数だけ進めた月の回収日が、回収予定日です。回収日が「末」なら、その月の末日です
  • その月に無い日(2月30日・9月31日など)は、その月の末日にします
  • 回収予定日の当日は、まだ超過に数えません。翌日から超過日数が1になります
回収条件売上日回収予定日
末締め 翌月末2026/4/302026/5/31(日)
20日締め 翌月10日2026/5/202026/6/10(水)
20日締め 翌月10日2026/5/212026/7/10(金)。21日の売上は翌月(6月20日)の締め
末締め 翌々月10日2026/4/302026/6/10(水)
末締め 翌月30日2027/1/312027/2/28。2月に30日は無いので末日
末締め 翌月30日2028/1/312028/2/29(うるう年)
15日締め 3か月後31日2026/5/162026/9/30。9月に31日は無いので末日

土日・祝日・年末年始に当たっても、自動ではずらしません。 エクセルだけで祝日を正しく判定するには、毎年の祝日の一覧を入れ直す必要があり、入れ忘れると黙って間違った日を出すためです。 契約で「休日の場合は前営業日」などと決めている得意先は、「回収予定日(手入力・優先)」の列に、ずらした日を入れます。 記入例の INV-027 は、計算上の回収予定日 2026/9/20 が日曜日なので、9/18(金)を手入力しています。

入金消込のやり方(振込手数料・一部入金・まとめて入った入金)

「入金消込」は、通帳に入った入金を、どの請求に当てたかを1行ずつ記録するシートです。 通帳の1回の入金に入金Noを1つ付けます。記入例には、よく起きる5つの場面を入れてあります。

場面記入例の入れ方結果
振込手数料を差し引かれた 入金No 10(K05・7/15): 通帳 208,025円、INV-011 に当てた額 208,025円、差し引かれた振込手数料 440円 請求額 208,465円が全額消え、手数料 440円は「値引・手数料の累計」に残る
相殺で差し引かれた 入金No 15(K03・8/10): 通帳 499,868円、INV-014 に当てた額 499,868円、その他の差引 2,200円 請求額 502,068円が全額消える
一部だけ入金された 入金No 22(K04・9/18): INV-027(90,595円)に 50,000円 状態が「一部入金」、未回収残 40,595円。9/30 時点で超過12日として滞留一覧に出る
2枚の請求がまとめて入金された 入金No 25(K01・9/30): 通帳 705,603円を最初の行にだけ入れ、同じ入金Noで INV-019 に 357,126円、INV-025 に 348,477円の2行 入金Noごとに「通帳の額」と「当てた額の合計」を比べ、合っているので2行とも「OK」
何の入金か分からない 入金No 24(K06・9/28): 30,000円、請求Noは空 確認の列に「消込先が未定」。残高からは引き、残高一覧に「消込先が未定の入金」として残る

確認の列には、ほかに「請求Noが請求台帳にありません」「請求の得意先は K03 です」(別の得意先の請求に当てた)、「通帳の額と当てた額の差」「請求額より多く消し込んでいます」「入金日がありません」が出ます。 返品や値引きでマイナスの請求を入れたときは、同じ入金Noで「元の請求に当てた額」と「マイナスの請求に当てた額(マイナス)」の2行にすると、通帳の額と合います。

差し引かれた振込手数料の消費税の扱い

買手が振込手数料を代金から差し引いて払い、売手が負担する形になったときの扱いは、国税庁のQ&A問29で、取引当事者間の契約関係等により3つに分けられています ( 国税庁 適格請求書等保存方式に関するQ&A 問29 )。

扱いQ&Aに書かれていること(要旨)
売上値引きにする対価の返還等にあたり、原則は適格返還請求書の交付が必要。ただし1万円未満なら交付義務は免除される(Q&Aの例は440円で、交付は不要)
買手から受けた役務(支払方法の便宜)の対価にする売手が仕入税額控除を受けるには、買手から交付を受けた適格請求書の保存が要る。売手が仕入明細書等を作って買手の確認を受ける方法もある
買手が立替払した振込手数料にする金融機関の適格請求書と、買手が作った立替金精算書等の交付を受ける(差し引く額が金融機関の振込手数料と同額であることが前提)

Q&Aには、取適法(製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律)の対象となる取引では、当事者間の合意の有無にかかわらず、振込手数料を売手に負担させて代金から差し引くことは禁止されている、とも書かれています。 差し引きが続く得意先があるなら、どの扱いにするかと合わせて、取引の条件そのものを確かめてください。 このテンプレートは、差し引かれた額を記録するだけで、消費税の区分は付けません。

滞留している売掛金(30日・60日・90日超)の見方

「滞留一覧」には、回収予定日を過ぎて未回収残が残っている請求が、予定日の古い順に並びます。 記入例(基準日 2026/9/30)では3件、未回収残の合計は 332,290円です。

回収予定日超過日数区分得意先請求No(請求日)請求額入金済未回収残状態
2026/6/2597日90日超K06 合同会社サンプルマート INV-010(2026/5/31)109,967円0円109,967円未入金
2026/7/1082日61〜90日K02 サンプルストア有限会社 INV-012(2026/6/20)181,728円0円181,728円未入金
2026/9/1812日1〜30日K04 サンプル食堂(見本 花子) INV-027(2026/8/31)90,595円50,000円40,595円一部入金

区分の境目(30・60・90日)は「設定」で変えられます。回収サイトが長い業種なら、45・90・180日のように広げます。

  • 1〜30日: 入金の行き違いや、振込の遅れが多い段階です。記入例の INV-027 は一部だけ入金されたものです。残りがいつ入るかを得意先に確かめます
  • 31〜90日: 次の請求の回収予定日も来ているはずです。記入例の K02 は、INV-012 のあとの請求(INV-018・INV-024)は入金されているのに、INV-012 だけが残っています。請求書が届いていたか、得意先の側で止まっていないかを確かめます
  • 90日超: 書面での督促を考える段階です。督促の文面は内容証明テンプレートにあります

売掛金の消滅時効(民法第166条)

民法第166条第1項は、債権が時効で消滅する場合を次のように定めています ( e-Gov法令検索 民法第166条 )。

債権は、次に掲げる場合には、時効によって消滅する。
一 債権者が権利を行使することができることを知った時から五年間行使しないとき。
二 権利を行使することができる時から十年間行使しないとき。

相手が債務を認めた(承認した)ときは、その時から時効が新たに進行を始めます(第152条第1項)。 裁判上の請求や支払督促などをしている間は、時効は完成しません(第147条第1項)。 このテンプレートの超過日数は回収予定日からの日数で、時効の判定はしていません。 長く残っている売掛金の時効や回収の手段は、弁護士に相談してください。

買掛帳と支払予定表(仕入先の請求書を1枚1行で入れる)

仕入先から受け取った請求書は「仕入請求台帳」に1枚1行で入れます。請求額は、請求書の税込の合計を写します。 支払予定日は、得意先と同じ考え方で、仕入先の締日・支払サイト・支払日から出します。 払ったら同じ行に支払日と支払額を、値引きや相殺で差し引いて払ったら「値引・相殺」を入れます。

記入例(基準日 2026/9/30)の支払予定表は次のとおりです。

支払予定日期日まで仕入先請求書No未払残
2026/9/20期日超過 10日S03 サンプル運送株式会社U-128149,830円
2026/10/9あと 9日S02 株式会社サンプル包装P260988,440円
2026/10/20あと 20日S03 サンプル運送株式会社U-133952,110円
2026/10/31あと 31日S01 見本食品工業株式会社F-26091,311,480円
合計1,501,860円

S03 の 2026/9/20 の請求は、払い忘れて期日を10日過ぎた例です。支払予定表の上に「支払予定日を過ぎた未払」として 49,830円が出ます。 S02 の 10/9(金)は、計算上の 10/10 が土曜日なので、手入力でずらした例です。 支払予定表の右端には、仕入先シートに入れた振込先が出るので、振込の前にそのまま見られます。

得意先の入金と仕入先への支払を月ごとに並べて、手元のお金が足りるかを見るなら、資金繰り表テンプレートに、残高一覧と支払予定表の額を写します。

青色申告の帳簿として使うとき(売掛帳・買掛帳の保存は7年)

国税庁の「帳簿の記帳のしかた(事業所得者用)」では、標準的な簡易帳簿として、現金出納帳・売掛帳・買掛帳・経費帳・固定資産台帳の5種類が挙げられています(10ページ) ( 国税庁 帳簿の記帳のしかた(事業所得者用) )。 売掛帳については、次のように説明されています(13ページ)。

  • 商品などの掛売りや、売掛金の回収の状況を書く
  • 得意先ごとに口座を設け、得意先の氏名または名称・住所・電話番号などを書く
  • 最初の行の品名の欄に「前年より繰越」と書き、前年末の売掛金の残高を差引残高の欄に書く
  • 記載例の欄は、月日・品名・数量・単価・売上金額・受入金額・差引残高

このテンプレートの「売掛帳」シートは、得意先ごとに、日付・区分・請求No・摘要・売上金額・受入金額・値引と手数料・差引残高を並べます。 期間の始まりより前の売上と入金は「繰越」の1行にまとまります。 請求書1枚を1行にするので、品名・数量・単価は持っていません。それらは請求書や納品書の控えで見る形です。 自社の帳簿としてこの形で足りるかは、記帳のしかたと合わせて、顧問の税理士か税務署に確認してください。

誰が保存するもの期間出典
個人の青色申告者 帳簿(仕訳帳・総勘定元帳・現金出納帳・売掛帳・買掛帳・経費帳・固定資産台帳など) 7年 国税庁 帳簿の記帳のしかた 9ページ
個人の青色申告者 請求書・見積書・契約書・納品書・送り状など 5年(消費税の課税事業者が仕入税額控除のために保存する請求書等や、交付した適格請求書の写しは7年) 同上
法人 帳簿(売掛金元帳・買掛金元帳など)と取引に関する書類 確定申告書の提出期限の翌日から7年(青色申告で欠損金額が生じた事業年度などは10年) 国税庁 No.5930

個人の帳簿の7年は、帳簿の閉鎖の日の属する年の翌年3月15日の翌日から数えます。 前々年分の事業所得と不動産所得の金額が300万円以下の人は、現金預金取引等関係書類が5年になります(同じページの注)。 回収した売掛金は、現金出納帳と売掛帳の両方に書きます。現金で受け取った分は現金出納帳テンプレートにも入れます。 複式簿記で付けているなら、売掛金の勘定は総勘定元帳テンプレートと突き合わせます。

エクセルの売掛金管理で回らなくなる目安

このテンプレートは、得意先が数十社、請求が月に数十件までの会社を想定しています。 このファイルで言うと、次の場面で手作業が増えます。

場面このファイルで起きること
請求が年1,000件を超える数式を入れてある行が1,000行です。年度ごとにファイルを分け、未回収の請求を次のファイルに入れ直します
1社の取引が多い売掛帳は1社につき期間内300行までです。期間を短くして印刷します
入金の照合通帳やネットバンキングの明細を、毎回1行ずつ写します。写し間違いは「通帳の額と当てた額の差」で見つかりますが、写す手間は減りません
請求書の作成と台帳への記録が別請求書を作ったあと、同じ内容を請求台帳に写します。写し忘れた請求は、残高にも滞留一覧にも出ません
何人もで同時に入力する1つのファイルを各自が別々に開くと、コピーが人数分でき、どれが最新か分からなくなります

この5つのうち2つ以上が毎月起きているなら、エクセルの外に出ることを考える時期です。 この目安に統計の裏づけはなく、当サイトの経験則です。 そのときも、このファイルで決めた得意先コード・回収条件・滞留区分の境目は、次の仕組みを決めるときにそのまま使えます。

使っている関数と、動作の確認

関数使う場所使えるバージョン
SUMIF・SUMIFS 請求ごとの入金済額、得意先ごとの残高、滞留区分ごとの額、売掛帳の月別の推移 適用先に Excel 2016 を含む( SUMIF ・ SUMIFS )
SMALL・INDEX・MATCH・IFERROR 売掛帳・買掛帳を日付順に並べる、滞留一覧と支払予定表の並べ替え、得意先名の表示 適用先に Excel 2016 を含む( SMALL ・ INDEX ・ MATCH ・ IFERROR )
IF・AND・OR・NOT・ISNUMBER・N・MIN・SUM・COUNT・COUNTIF・DATE・YEAR・MONTH・DAY・ROUND・ROUNDDOWN・ROUNDUP・TEXT・TODAY・ROW 消費税・回収予定日・状態・確認のメッセージ 標準の関数

XLOOKUP・FILTER・MAXIFS・EOMONTH・WORKDAY は使っていません。 請求No・コードは INV-001・K01 のように英字から始めてください。* や ? は、集計の関数がほかの番号と混ぜてしまうので使わないでください。

配布前に、次のことを確かめました(2026年10月3日)。

  • 空欄・記入例・設定を書き換えた版(税込・四捨五入・境目15/45/120日・別の得意先と期間)・端の場面を入れた版・乱数で埋めた版3通り・全行を埋めた版の計8通りを LibreOffice で再計算しました。エラー表示(#N/A・#REF!・#VALUE!・#DIV/0! など)のセルは0件です
  • 全部の数式セル(1ファイル42,632個)を、数式を使わずに Python で計算した値と突き合わせて、8通り合計341,056項目で不一致0件
  • 端の場面: 2月の末日・うるう年・30日までの月の31日・締日31日・回収サイト0と3、マイナスの請求、入金が多い請求、別の得意先の請求への入金、台帳にない請求No、入金日の無い入金、支払日の無い支払、マスタにないコード、小文字で入れたコード、売掛帳と買掛帳が300行を超える場合
  • 数式をわざと壊した4通り(消費税・売掛帳の残高・滞留区分・支払予定日)は、すべて不一致として検出されました
  • PDF は空欄3ページ・記入例7ページで、全ページ A4 に収まり、文字が印刷されることを画素で確認

確かめていないのは、Excel と Google スプレッドシートの実機で開いたときの表示です。

よくある質問

売掛帳と売掛金管理表は、何が違いますか?
売掛帳は得意先ごとに売上と入金を日付順に並べた帳簿、売掛金管理表は得意先ごとの残高と回収の遅れを一覧にした表です。国税庁の「帳簿の記帳のしかた」では、売掛帳は得意先ごとに口座を設け、掛売りと回収の状況を書く帳簿として説明されています(国税庁 帳簿の記帳のしかた(事業所得者用)13ページ、2026年10月3日確認)。このテンプレートでは、請求台帳と入金消込に入れた同じデータから、「売掛帳」シートと「残高一覧」「滞留一覧」シートの両方が出ます。
振込手数料を差し引いて入金されたときは、どう入れますか?
通帳に入った額を「入金を当てた額」に、差し引かれた額を「差し引かれた振込手数料」に入れます。請求は全額消え、手数料の額は残高一覧の「値引・手数料の累計」に残ります。消費税の扱いは、売上値引きにするか、支払手数料にするか、立替払にするかで変わります。国税庁のQ&A問29に3通りの扱いが書かれています(国税庁 適格請求書等保存方式に関するQ&A、2026年10月3日確認)。どれにするかは、取引先との取り決めと自社の経理処理に合わせ、迷うときは顧問の税理士に確認してください。
回収できていない売掛金は、いつまで請求できますか?
民法第166条第1項では、債権は、権利を行使できることを知った時から5年間、または権利を行使できる時から10年間行使しないと、時効で消滅します。(e-Gov法令検索 民法、2026年10月3日確認)。支払期日が決まっている売掛金なら、期日の翌日から5年が一つの目安になります。ただし、相手が債務を認めた(承認した)とき(第152条)や、裁判上の請求・支払督促をしたとき(第147条)は、時効の進み方が変わります。個別の売掛金について時効が来ているかの判断は、弁護士に相談してください。このテンプレートは超過日数を数えるだけで、時効の判定はしません。
売掛帳・買掛帳は何年保存しますか?
個人の青色申告者は、売掛帳・買掛帳などの帳簿を7年間保存します(前々年分の事業所得と不動産所得の金額が300万円以下の人の一部の書類は5年)。法人は、確定申告書の提出期限の翌日から7年間です。(国税庁 帳簿の記帳のしかた9ページ・国税庁 No.5930、2026年10月3日確認)。法人で青色申告の欠損金額が生じた事業年度などは10年間です。エクセルで付けている場合は、年度ごとにファイルを分けて残します。
Excel 2016 や Google スプレッドシートでも使えますか?
XLOOKUP・FILTER・MAXIFS・EOMONTH・WORKDAY は使っていません。SUMIF・SUMIFS・SMALL・INDEX・MATCH・IFERROR は、Microsoft のサポートページで適用先に Excel 2016 が挙がっています。(SUMIFS・SMALLなど、2026年10月3日確認)。当サイトが確かめたのは LibreOffice での再計算だけで、Excel と Google スプレッドシートの実機では開いていません。

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参考文献・出典

本ページの内容は以下の公的情報源に基づき作成しています(2026-10-03 確認時点)。

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